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【体験談】鬱の人が絶対にやってはいけない仕事「ワースト3」

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平井堅似ドマジメ鬱ブロガーSmith♪です。

 

大学に入学して7年。

さすがに7年も大学にいると、その間にいろんな仕事を経験する。

 

僕は鬱になる前、そしてなった後もインターンやバイトなど、20以上の仕事を体験した。

 

そんな僕が経験した仕事の中で、「鬱の人はこれだけは絶対にやってはいけない」という仕事がある。

それらの体験は想像を絶するほど鬱を患っている僕にとっては辛かった。

 

もちろん、元気な人や、その仕事に適正がある人は別にそこまで地獄だとは思わないかもしれない。でも、鬱の人にとっての仕事というのは「戦い」のようなもの。どんなささいなこともストレスになる。

 

そんな僕が体験して「鬱の人はこれだけは絶対にやってはいけない仕事ランキングワースト3」ということでまとめたので、鬱の方は参考にして欲しい。(やらない人がほとんどだと思うけどね!)

 

また、僕はこれらの仕事は一切否定するつもりはない。

 

あくまで「鬱の人がやってはいけない」のであって、こういう仕事が向いていたり、やりがいを持ってやっている人も中にはいたし、「こういった仕事を影でしてくれるからこそ自分が便利に生活できるのだ。」というリスペクトする気持ちはいつも忘れないようにしている。

 

そのことに注意しながら読んで欲しい。

 

第3位:イベント設営(外)

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これは一年前の夏、8月に経験した仕事だ。

最近は夏の定番になりつつある「音楽フェス」。「サマーソニック」や「ロッキンジャパン」などがその代表だろう。

 

このとある音楽フェスの会場設営の仕事をしたのだが、それはそれは地獄のようだった。

 

(外)としたように、中の会場設営よりも、外の会場設営の方がとてもキツい。なぜかというと、フェスというのは大体大きな面積が取れる場所、つまり公園の広場や、海辺でやることが多いからだ。

 

そうなると、真夏にその仕事をするとどこにも日陰がなく、1日のうち2回ある休憩時間以外はずっと炎天下の下で仕事をすることになる。

 

また、フェスの大きなステージをイメージしてもらいたい。

あのステージはもちろん人が運び、人が組み立てている。

ステージの骨格となる部分は基本的に鉄でできているのでとても重い。

 

その重いステージの部品を1日何度も運び、組み立てる。

という感じで、鬱の人は基本的に体力が無いので、まず体力面からこの仕事は絶対にしいないほうがいい。

 

次に、精神面。

体力的にとても重労働なのはもちろん、精神的にもキツい瞬間がたくさんあった。

 

基本的にフェスの大きな会場を設営するには、たくさんの人員が必要だ。

だから、大人数で仕事をすることになる。

 

これは仕方のないことなのだが、リーダーの人からすると、この大人数をいかに効率良く動かすかが重要になってくる。

 

そうすると、下っ端の人たちは、駒のように扱われてしまう。

 

「おい!お前あそこに行ってこい」

 

「おいそこのお前!邪魔だ!」

 

「あいつ使えねぇな!」

 

という感じ。

 

鬱の人にとっては、いつも自己否定感が強いので、こういった肉体労働系の人たちに怒鳴られてしまうと、深く精神的にショックを受けてしまうことが多い。

 

僕もその一人で、実際に仕事をした後は心身ともにぐったりしてしまって、帰りの電車では、目の焦点が合っていなかったと思う。笑

 

中には、そういう怒号が飛び交う中でも「はい!」「はい!」と元気良く返事をしながら、俊敏に仕事をこなしている若者もいた。そういう人は合ってる。

でも、鬱の人は極力しない方がいい。

 

第2位:解体工事

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第2位は解体工事。この仕事は3K労働と呼ばれる「きつい」「汚い」「臭い」の全てが当てはまる仕事だった。

 

僕は東京のとあるビルの解体工事の現場で仕事をしたのだが、現場は常にホコリっぽく、白いもやがかかっている感じで、現場に持っていったリュックが真っ白になっているほど。

 

基本的にこのホコリは建物を解体する時に出るコンクリートや壁がチリ状になったもので、独特の鼻がツーンとするような匂いがあった。

 

また、音も電気のカッターなどを使うので常に「キーン!!」という音が鳴り響いていて、会話するのも大声を張り上げないと上手くできない。

 

そういう労働環境なので、どうしても上司が部下に指示する時は大声になるし、仕事中はまさに戦争のよう。わけがわからない状態の中で、とにかくがむしゃらに仕事をするような雰囲気。

 

僕が仕事をした時は、一人のベテラン解体工とペアになって仕事をしたのだが、8時間仕事をする間中ずっと怒鳴られていた。

 

「おい!ここを掃除しろ!」

 

「おい!チンタラするな!」

 

「お前何度言ったらわかるんだ!!」

 

こんな感じ。

周りがうるさいので上司の言っている言葉が聞き取れず、指示と違うこともしばしば。

 

上司が、

 

「ハンマーを取ってこい!」

 

と言ったと思ったのでハンマーを持って行ったら血管が切れそうな剣幕で、さらによだれを撒き散らしながら大声で、

 

「ちがーう!ハンマーじゃない!サンダー!サンダぁぁぁぁぁ!」

※サンダーとは、鉄など硬いものをカットするときに使う道具のこと

 

ということもあった。

「ハンマー」と「サンダー」って母音が一緒だから同じに聞こえるのは僕だけですか?笑

 

解体工は本当にキツい仕事だった。

この仕事をした帰りも、コンビニで甘いものを買いながら放心状態で帰ったのを覚えている。

 

体力的にきついのはもちろん、一日中怒鳴られ続けることによって自己否定感がMAXになる。鬱の人は絶対にやってはいけない。

 

こんな仕事しないでしょ?と思う人もいるかもしれないが、日雇いの派遣会社などに登録すると、結構こういう仕事っていうのはある。

だから仕事をする前に、それが解体工事なのか、しっかりチェックして欲しい。

 

第1位:倉庫建設

これは僕が25年生きてきて一番地獄だと感じた仕事。

倉庫建設というと解体工よりは3K(キツい、汚い、臭い)は酷くはない。

 

でも、僕が入った仕事場はすさまじいものだった。

 

リーダーの人が最近流行りの闇金ウシジマくんのような人で、

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「この人には感情がないの?」ってくらい冷酷な感じの人だった。

まるでロボットのように淡々としているのだが、ちょっとミスをしそうになると、

 

「おいお前、そこ壊したら弁償だからな。覚えてろ!」

 

という言葉が飛んでくる。

何か仕事の指示をする時も、

 

「お前これしろ。」

 

となるべく端的に、余計な言葉は一切使わずに言ってくる感じ。

 

そういう人がリーダーだったので、その職場すごく殺伐としていて、ちょっと僕がもたついて仕事をしていると、

 

「お前まだそんなとこでそれやってたのか?あぁ?なにやってんだよ!」

 

と僕よりも背が低く、年下の部下に面と向かってこんなことを言われた。

 

お昼休憩の頃には、「一刻も早くこの場から逃げたい」と思ったが、とても遠い職場だったのもあって諦め、結局1日8時間働いた。

 

もちろん、注意をしていないとすぐに怪我や事故になる職場だったので、そういう殺伐とした雰囲気になるのはわかる。でも僕には耐えられなかった。

 

最後の方で、建設用の鉄パイプのようなものを運んでいたのだが、リーダー含めそこの社員全員に見守られるようにして、

 

「おい!ちげえよ!ちゃんとしろ!」

 

と怒鳴られながらその資材を運んだ。

 

 

この仕事は鬱の人は絶対にやってはいけない。

建設系の仕事の中でも、内装などは比較的穏やかな職場が多いのだが、こういった鉄パイプなどの資材を運んだりするような仕事は常に怪我や事故と隣り合わせなので、どうしても現場が殺伐とする。

 

これも普通鬱の人はやらないと思うが、本当にお金に困って日雇いの仕事をしたりする可能性は0ではないだろう。

そういう時、派遣先の職場が建設系だったら辞めておいた方がいい。

 

周りに迷惑をかけてしまう可能性があるし、1日すごい剣幕で言葉を浴びせられる可能性があるからだ。

 

まとめ

いかがでしたか?

これが僕が体験した壮絶な仕事でした。

 

鬱の人は是非参考にして欲しいです。

総じて、鬱の人はガテン系、肉体労働系の仕事は合っていません。

だから、なるべく体力がなくてもできるものや、女性が多い職場は和やかだったことが多いので、そういった職場を選ぶのが良いでしょう。(鬱の人に超絶おすすめな仕事ランキングベスト3という記事も書く予定)

 

そして何度も言うようだが、僕はこれらの仕事を否定しているわけではない。

根性がある人、体力がある人はこういった仕事は向いているからだ。

 

そして、これらの仕事をしてくれる人がいるからこそ、この日本という国で便利な生活ができる。その仕事をしてくれる人へのリスペクトは忘れたつもりはない。

 

むしろこれらの仕事をすることによって、建設現場や、建物を見ると、

 

「あぁ、あの時のような人たちが影で仕事をしてくれているから、この建物が完成しているんだなぁ。。。」

 

と当時の壮絶な現場を思い出し、影でいつも頑張っているこれらの仕事をしている人へ「尊敬の念」が生まれるようになったくらいだ。

そういった意味では、僕はこれらの仕事を経験できたことは人生にプラスになっていると思っている。