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「笑顔は本物か?」日本&オーストラリア企業の「求める人物像」を比べた結果

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平井堅似ドマジメ鬱ブロガーすみす♪です。

今日ツイッターを見ていたらこんなものを見つけました。ちょっと読んでみてください。▼

 

日本の超大手企業の「理想の人物像」まとめ

・「様々な社会課題に立ち向かうため、自ら周囲に働きかけ、大きな力を生み出し、最後までやり抜く人」(三菱電機)

・「楽天主義を理解し、共感し、実行に移すことができる方」(楽天)

・「ヤマトのDNAに共感できて柔軟な思考とチャレンジ精神をもった方」(ヤマト運輸)

・「進取の気性にあふれ、未知のものにチャレンジする気概に満ちた人」(キヤノン)

・「新しい情報やスキルを継続的に習得し、自己成長への努力を惜しまない人。物事や組織の課題を認識し、その解決に向けて、自律的 主体的 に考え、行動できる人」(JTBグループ)

・「常に挑戦、成長し続ける人」(ニトリ)

・「責任感や使命感を有し、主体的に考え行動し、仲間と協働しながら成長していける人材。多様なフィールドで中核となり、力強く事業を推進できる人材」(東京ガス)

・「誰かに答えをもらうのを待つのではなく、自分自身で考え、答えに向かって周りを巻き込みながら積極的に行動できる人材」(三井化学)*1

 

いかにもな「日本企業が求める人物像」って感じです。こんな人材になれたら素晴らしいものですね。

 

日本の就活生たちは、この企業の「求める人物像」に少しでも近づいて狭い採用枠に自分が入れるよう躍起になります。

 

半年前に読んだ記事

そして、この日本企業の「求める人物像」を見ながら半年前に読んだある記事の内容を思い出した。▼

 ロバート・ハリス氏のインタビュー記事だ。 

 

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ロバート・ハリス/Robert Harris

横浜生まれ。高校時代から国内、海外をヒッチハイクで旅する。大学卒業後、東南アジアを放浪。バリ島で1年を過ごしたのち、オーストラリアに渡り、88年まで16年滞在。シドニーで書店兼画廊「エグザイルス」を経営する。また、映画、TVなどの製作スタッフとしても活躍。帰国後、92年よりJ-WAVEのナビゲーターに。

現在、作家としても活躍。その独自の生き方や世界観が若者やアーティストから熱く支持されている。著書に『エグザイルス』『ワイルドサイドを歩け』『黒く塗れ!』『人生100のリスト』『アフォリズム』などがある。

 

彼はオーストラリアに移住し、シドニーで最大の本屋企業のマネージャーに上り詰めた人物だ。

 

そんな彼にインタビュアーが

「海外で人を惹きつけて活躍するコツはなんですか?」

と聞く。

 

この質問に対し、オーストラリアの大手企業で勤めていた彼はこう答える。

それがね、ないんですよ。海外に出ると気づくんです、「日本での学歴とか肩書きなんて、何の足しにもならない」って。あなたが慶應大学卒業だろうが、日本で大企業の役員だろうが、そんなことに誰も興味ない。知らない世界では、小手先のテクニックなんて通用しません。

「お前はいいやつか?」「笑顔は本物か?」「人のことが好きか?」「本気で人生を愛しているか?」。勝負は、そこ。

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日本企業とオーストラリア企業では、「求める人物像」が全く異なることがわかります。