にゅいんたれすと

にゅ(New:新しく)いんたれすと(Interest:面白い)情報を扱うネットメディア

実写版「鋼の錬金術師」【最新予告公開】エド=山田涼介主演ってどうなのよ?

スポンサーリンク

今日11月16日朝、実写版「鋼の錬金術師」の特報(短い予告)が公開されました。

 

かなり前から実写化する話が上がっていたので、ついに映像が公開になって、ファンとしては嬉しいのか何なのか、複雑な気持ちです。映画公開は2017年冬です。

 

鋼の錬金術師は、2001年〜2010年にかけて、月刊少年ガンガンにて掲載され、累計発行部数はなんと7000万部!アメリカのトップアーティストのCDなみに売れているコミックです。(後述)

新予告の全貌 

まずはこちらの公開された新予告から▼


映画 鋼の錬金術師 fullmetal alchemist trailer

 

特報なので、約30秒と短い映像になっています。

だいたい映画の特報は1年前に公開されて、徐々に全貌が明らかに、予告の時間も2分くらいのものがこれから公開されていくでしょう。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214815p:plain

▲冒頭の映像がこちら。これはおそらく原作の冒頭、エルリック兄弟が、亡くなってしまった母を人体錬成するところでしょう。このシーンがないとハガレンは始まらないですからね。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214832p:plain

▲「時は、来た。」たしかに原作ファンは見る見ないに関わらず、ハガレンが実写化するとなるとどうしても気になっていたところです。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214843p:plain

▲実写版「鋼の錬金術師」を撮るのは、窪塚洋介主演の「ピンポン」の曽利文彦監督。この監督については後述します。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214858p:plain

▲これは原作の最初の方に出て来る町だと思われます。こんな町は日本には存在しないので、海外ロケか、フルCGだと思います。(多分フルCG)結構リアルに作りこまれています。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214915p:plain

▲ここで機関車とともに、ヨーロッパの田舎のような場面が出てきます。これも機関車や、この田舎をどのように撮ったのか不思議なくらいリアルです。なかなかお金をかけていることがわかります。だからと言って面白いのとは違うけどね。(後述します)

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214930p:plain

▲ここでついに主演山田涼介のエドワードがチラッと見えます。もう錬成陣を書かずに手をパン!とするだけで錬成できるようになっているのがわかります。服装は原作に忠実に作っています。服は薄汚れてリアリティを追求している姿勢が伺えます。

 

スポンサーリンク

 

f:id:hikiyosesmith:20161206214943p:plain

▲ここで再び錬成陣登場。冒頭の錬成陣よりは細かく複雑なものなので、二人がある程度大人になってから書いたものでしょうか。左端に見える小道具なんかもよく作ってあります。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215002p:plain

▲ここで山田涼介のエドワードの後ろ姿が見えます。金髪なのは原作そのまま。そして何かが迫ってきています。これは敵が錬成しているものだと思いますが、敵が誰なのかこの映像だけだとわかりませんでした。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215017p:plain

▲「伝説が」。確かに、原作は本当に物語も、反響も伝説級でした。(後述)

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215030p:plain

▲「遂に動く」。確かに色んな意味で動きますね。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215046p:plain

▲キタ〜!!ついに山田涼介のエドワードの御本尊のお目見えです。そのまま山田涼介すぎて笑ってしまいました。(後述)そして何と言っても最新のふるCGで描かれたというアルフォンス・エルリックが左側に写っています。なかなか日本のCGにしては頑張っているクオリティなのではないでしょうか。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215102p:plain

▲そして最後のシーンでは、錬成されたキメラのようなものがエドに襲いかかってくるシーンで今回の予告は終了。このキメラのようなCGがかなりリアルで迫力があって、日本のCG技術の進化を感じました。シンゴジラもなかなかすごいCGでしたよね。

 

爆死する可能性大な実写版のキャスト

実写版のキャストは以下のようになっています。

f:id:hikiyosesmith:20161206215116j:plain*1

 

エドワード・エルリック:山田涼介
ウィンリィ・ロックベル:本田翼
ロイ・マスタング:ディーンフジオカ                         マース・ヒューズ中佐:佐藤隆太
リザ・ホークアイ中尉:蓮佛美沙
マリア・ロス少尉:夏菜
グレイシア・ヒューズ:原田夏希
ショウ・タッカー:大泉洋
ドクター・マルコー:國村隼
ハクロ将軍:小日向文世
ラスト:松雪泰子
エンヴィー:本郷奏多
グラトニー:内山信二
コーネロ教主:石丸謙二郎

 

主演の山田涼介に加え、ウィンリイに本田翼、マスタング大佐に今話題の俳優ディーンフジオカ、など有名な俳優陣が名を揃えています。

が、いくら有名人を揃えても、やっぱりこうして実際の人間がハガレンの登場人物を演じるとなると違和感ありまくりですね。

 

他の映画やテレビに出ているイメージが強すぎて、このキャストは到底受け入れられそうにありません。

 

特に気になるのはラストを演じる松雪泰子でしょう。この人選は唯一見たいです。笑

松雪泰子=ラストはとてもしっくりきます。

 

映画は2017年冬に全国ロードショーです。

 

ハガレンの原作は神

鋼の錬金術師は、幼い日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描いたものです。

 

戦争や死、政治腐敗など重たいテーマを扱いつつ、「錬金術」を使った今までにはない新しい戦闘シーンなどが魅力です。

 

また、原作コミックは無駄に長くなりすぎず、2010年に素晴らしい最終回を迎えました。今までのストーリーで紡がれてきたパズルが、最後にピタッとはまったような最終回に、ファンはとても感動しました。

 

原作は神なのです。原作は... 

この漫画原作は現在累計7000万部を超える超ヒット作品。もしまだ読んでいない方がいたら是非読んでみてください。

僕はこれを機会に、原作をもう一度読み直そうと思います。映画は見ないですが、笑

 

これまでの映像化

これまでにテレビアニメ化や、劇場アニメ化もされました。

アニメ化は素晴らしく、原作の雰囲気そのままに、漫画では見られない錬金術の複雑で迫力ある描写が、映像で見れました。

 

f:id:hikiyosesmith:20161206215140j:plain

*2

▲原作の作画はそのままに、フルカラーでキャラがしゃべり、動くことに興奮しました

 

エド=山田涼介主演ってどうなのよ?

タイトルにもしましたが、実際エドワードエルリック=山田涼介主演ってどうなのでしょうか?

僕的にはなしです。笑

 

そもそも、鋼の錬金術師といえば、ダークファンタジーの世界を描いていて、ストーリーも戦争や死を描き、奥深いものです。

それを、ジャニーズの一人が主演をしてしまうと、原作ファンはがっかりなのではないでしょうか。

 

なんとなくジャニーズって映画化から深みを取って、浅くミーハーな雰囲気になってしまうからです。ジャニーズの人間がシリアスな映画に出ていると、雰囲気がぶち壊しになってしまうと感じるのは僕だけでしょうか?

 

おそらく、山田涼介さん自身はかなり女性に人気があるので、彼のファンの人は見に行くでしょう。そして、鋼の錬金術師がまた幅広い層に広がるきっかけにはなりそうです。

  

進撃の巨人大爆死が蘇る

記憶に新しいのが実写版進撃の巨人の大爆死事件。原作ファンからはかなり不評でした。いつも映画批評をしているコラムニストの町山氏が脚本を書いたということでしたが、映画批評をしている人間が必ずしも素晴らしい映画を作れるとは限らない。ということが良くわかりました。

 

むしろ、「あんた映画批評してるのに実際映画作ったら超下手やんけ!」というのが本音です。

 

僕は実写版進撃の巨人は見てもいないのですが、見た人から聞いた話によると、「戦う緊迫感が全然ない」「仲間とともに一致団結していく原作の良さが全然ない」「途中で入る謎の哲学的な引用言葉に冷める」などという感想を言っていました。

 

日本は漫画の実写化が下手

日本は、漫画原作の実写化が下手です。なぜなら、漫画をそのまま実写化しようとしてしまうから。

どうしても漫画をそのまま実写化しようとするとチープさが出てしまいます。原作にあった深みが失われてしまうのですよね。

 

そこらへんはハリウッドのスーパーマンリターンズの失敗→マンオブスティールの大成功。を見習って欲しいなと思います。

スーパーマンリターンズでは、漫画をそのまま実写化をして大失敗をしました。

 

その後、バッドマン3部作を作り上げたクリストファーノーラン監督が制作に加わり、重厚で深いスーパーマンが誕生しました。

タイトルにスーパーマンというのをつけず、「マン・オブ・スティール」としたのも素晴らしい決断だったと思います。

 

日本も、アクション系の漫画原作の話は、無理に原作に似せようとせず、実写版オリジナルで勝負した方がいいと感じています。

 

そうすれば、原作ファンは全く違ったものだとして見れると思うのです。