【持論】大統領選第一回テレビ討論のトランプ、ヒラリーの服装の秘密
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こんにちは!平井堅似ドマジメ鬱ブロガーのSmith♪です。
相変わらず引きこもってテレビを見ていたら、アメリカ大統領選のテレビ討論のニュースが飛び込んできました。
準備をしっかりしてきたヒラリー候補と、ぶっつけ本番で臨んだと言われるトランプ候補。
どうやら、第一回テレビ討論後の世論調査ではヒラリー候補が圧倒的優勢に終わったようです。
ヒラリー候補は終始笑顔で答弁をし、準備万端という感じで、様々な質問に対して自信を持って答えていたように感じます。
対してトランプ候補は、ぶっつけ本番ということで、迫力は出ていましたが、終始ヒラリー候補の批判を怒り任せにしているような感じに映っていて、説得力に欠けているように感じました。
そして、テレビ討論の細かな様子はテレビや大手メディアのネットニュースなどが報じてくれているのでそちらを見て欲しいのですが、両者の服装にフォーカスを当てると、両者ともかなり考え抜かれているものだと感じました。
ということで、この記事では両者候補の服装を分析します。
トランプ候補はあえて青を入れてきた
まず、歴代の大統領選のテレビ討論では、男性の候補は必ずといっていいほど、黒か、濃いネイビーのスーツを着用するのが定番となっています。
それは、1960年の大統領選テレビ討論で、ケネディー候補が濃い色のスーツを着用し、ニクソン候補よりも支持を集めた過去があるから。
左が当時のケネディ候補。
こう見ると一目瞭然で、濃い色のスーツの方が圧倒的に引き締まっている印象を受け、しっかりと軸がある人間のようなイメージを出しています。
これ以降、大統領選のテレビ討論では濃い色のスーツが着用されるようになりました。
↑これは2012年の大統領選のテレビ討論の様子。左はロムニー候補。
どちらも、濃いネイビーのスーツを着用していますよね。
もはやこれは定番のスーツなのでここは「いつも通りだなぁ」と思っていたんです。
でも、僕が違和感を感じたのはスーツではなくて、ネクタイの色。
今までのトランプ候補は赤いネクタイの色が中心でした↓
↑今までのトランプ候補のネクタイ。目立つ赤色を着用している。
でも、今回のテレビ討論では↓
ブルーのネクタイを着用してきました。
これは僕が思うに今まで攻撃性が強いイメージのトランプ候補が、今までと違った印象=落ち着いた印象をつけるために、あえてブルーのネクタイをしてきたのだと思いました。
上と下の写真を見比べてみると、明らかに下のブルーのネクタイをしている写真の方が落ち着いていて、紳士の雰囲気が出ています。
まぁ、今回のテレビ討論の内容はいつもと変わらず攻撃性抜群って感じでしたけどね。笑
ヒラリー候補はあえて攻撃的な赤
そしてトランプ候補と真逆の戦略を取ってきたのがヒラリー候補。
今までは落ち着いたブルー系の寒色と言われる冷たい色が中心でした↓
でも今回は
この真っ赤な色。
この色にしたのは、最近話題になったヒラリー候補の健康問題があります。
「大統領をできるだけの体力があるのか?」
という懸念があったヒラリー候補は、その貧弱なイメージを払拭するように暖色(温かみがあり、健康的に見える色)の赤を着用してきたのだと思います。
また、今までヒラリー候補は保守派と呼ばれ、堅実な真面目なイメージで選挙戦を戦ってきました。
ですが、今回の第一回テレビ討論では、あえてその真面目なイメージとは対照的な攻撃的なイメージもある赤色を着用してきました。
今まではトランプ候補の勢いや攻撃性が目立ってきましたが、ここにきて
「私からも仕掛けるわよ!」
という強い意思表示を服装でもしてきたのかなと思います。
そして、終始笑顔で大人な対応をしたヒラリー候補。
赤色の攻撃的なイメージを出しながら、笑顔でいることで、
「リーダーとして国を引っ張っていく「主体性」と、国民の声をしっかりと聞く「優しさ」」
この両方を上手く演出していたように思います。
僕はダントツでヒラリー候補の方が今回の第一回テレビ討論では優勢だったと感じました。
静かな闘志、明確な意思表示を感じ、今までのヒラリー候補のおとなしいイメージが変わりました。
逆にトランプ候補はぶつけ本番だったからか、ヒラリー候補の批判ばかりで、彼自身の政策の主張が弱いと感じました。ネクタイの色もブルーだったからか、なんとなく前より弱くなったイメージすらありましたね。
このままヒラリー候補に大スキャンダルなどが発覚しない限り、このままヒラリー候補が大統領になると予想してます。
第二回テレビ討論は10月9日。
両者の主張も気になりますが、次回の「服装」は今回とどう違うのか?そこにも注目です。
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