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【新発見】君の名は。小説だけの違いは?描写・設定のまとめ

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こんにちは!平井堅似ドマジメ鬱ブロガーのSmith♪です。

 

君の名は。の映画を2回見まして、登場人物たちの細かな心理描写や、場面設定が知りたいと思い、小説を買いました。

そして読み込んでみると、映画にはなかった小説にだけ存在する描写・設定がたくさんありました。

 

かなり「えっそうだったの?!」と思うような衝撃の事実もあるんです。

それをまとめてみました。

 

この小説を読んでから映画にいくと、登場人物たちの心理の深い部分や、描かれていない場面のことが補完されるので、更に映画を楽しめそうです。

 

2016年9月23日時点では、小説の1章「夢」2章「端緒」からの違いをまとめています。随時この記事に更新予定です。

 

全体的な映画と小説との違い

・アニメは三人称視点だが、小説は基本三葉か瀧視点になっている

・主人公たちの視点で物語が進んでいくので、その分心理描写が細かくなっている

 

 

小説にしかない心理描写

・冒頭三葉が四葉と登校する際、糸守町の景色を見た三葉は、「壮大なストリングスのBGMを流してみる。おお、日本映画のオープニングみたい」という描写がある。

・三葉は、糸守町を「日本昭和的ど田舎」だと感じている。

・冒頭テッシーとサヤちゃんが二人乗りで三葉と会うシーンでは三葉は「軽快なギターソロなんかに、私の脳内BGMは変わっている」という描写がある。

・冒頭三葉は、父の街頭演説を聞いた際に「なんだかテレビで見る政治家の人みたいで、こんな畑に囲まれた駐車場と全然マッチしていない気がして、私は白々とした気持ちになる」という描写がある

・冒頭、三葉が登校中に声をかけてからかってきた3人組は、三葉の派手系イケてるクラスメイトだと思っていて、三葉は自分たち3人のことを地味系だと思っている

・冒頭、父に「胸張って歩かんか!」と言われた三葉は、「あまりの理不尽に、涙まで流してしまいそうになる。」という描写がある。

・三葉は糸守町に対して、「ただただ息苦しいだけの場所だったと私は思い出す。」と感じている描写がある。

・ユキノ先生の古文の授業での「誰そ彼」という言葉について、「なんじゃそりゃ、ダジャレ?」という描写がある。

・ユキノ先生に対して三葉が、「それにしても、こんな田舎の高校には不相応なくらい美人なのよねこの古典教師。」という描写がある。

・三葉とテッシーとサヤちゃんが学校の校庭で話しているシーンでサヤちゃんに「まるで記憶喪失みたいやったよ」と言われたのに対して、「いや、切れぎれに覚えていることもある。あれは・・・どこかの知らない街?鏡に映った・・・男の子?」という描写がある。

「テッシーはそういうつまらないいたずらをするタイプじゃない」という三葉の描写がある

・テッシーに対して、「こういう引きずらないところが、彼の美点だ。」という三葉の描写がある。

・糸守町に対して「普段はこういう町の過疎っぷりが逆にすがすがしくどこか誇らしく感じられたりもするのだけれど。」という描写がある。

・三葉がサヤちゃんとテッシーに対して、「恋人同士になれるようにがんばれ〜」と祈る描写がある。

「完成した組紐には、様々な図柄が編み込まれたりしていてカラフルで可愛い。」と三葉が組紐が好きだとわかる描写がある。

・三葉のおばあちゃんは、繭五郎の大火で形だけになってしまった宮水家の儀式を、形だけでも続けていれば、いつかまた蘇ると信じている。

「私は本当は自分でもよくわからない。」と三葉は糸守町が好きなのか嫌いなのかよくわらかないでいる。

・三葉は、宮水家の儀式に対して夜に大和笛の音が鳴り響くので「ホラーなんじゃないか」と感じている。

・三葉は、巫女舞いを踊っている時、「いっそ殺して楽にしてちょうだいーくらいの暗い気持ちで。」と感じている。

・来るなと言った三葉と四葉の舞いを見に来たサヤちんとテッシーに対して、「LINEの呪いスタンプを送りまくってやる」と怒っている。

・三葉は舞い自体よりも、口噛み酒の儀式が嫌いで「女子に対する辱め」と感じている。

・舞いのシーンに対して三葉が、「ええええん。私は心の中で泣く。お願い、みんな見ないで!」という描写がある。

・三葉の悪口を言っていた3人組がやって来た時、「思わず神社ごと爆破したくなる。」という描写がある。

・四葉が三葉に「メイキング動画作ったら?」と提案したあと、「四葉なりに私のことを心配してくれたたんだと思い至り、ああやっぱり可愛いなとちょっと愛おしくなる。」という描写がある。

・三葉が「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫んだあと、「あまりのくだらなさに、私の頭は汗と一緒にすーっと冷えていく。」という描写がある。

 

 

小説にしかない場面描写

・糸守町の自動販売機で三葉が先に帰る際、サヤちんが「今晩頑張ってな」テッシーが「後で見にいってやるでな」と神社の儀式について話し、三葉が「来なくていいよ!ていうかゼッタイ来んな!」という描写がある。

・口噛み酒の描写は映画では一度しかないが、小説では升がいっぱいになるまで何度も繰り返す描写がある。

・舞いを踊ったあと、三葉たちはお祭りを手伝ってくれた近所のおじさんおばさんたちとの宴会に出席する描写があり、そこで三葉は疲れ果てている。

 

 

小説にしかない設定

・サヤちゃんのお姉さんは町役場・地域生活情報課勤務

・糸守町の人口は1500人

・おばあちゃんが冒頭のシーンでブチっと切った防災無線放送は毎日朝夕毎日2回流れる

・三葉、テッシー、サヤちゃんの3人は10年来の親友

・三葉の三つ編みをくるりと巻いて頭の後ろでしばった髪型は三葉の母二葉に教えてもらったもの

・冒頭、三葉の父が街頭演説をしている場所は「町営駐車場」

・三葉は、ユキノ先生のことを「ユキちゃん先生」と呼んでいる

・冒頭、仲良し3人組でジュースを飲んでいるのは昼休みの出来事

・サヤちゃんの家は、母子三連続で町内放送担当。サヤちゃんは近所のおばあちゃんから「放送のお嬢ちゃん」と言われている。

・糸守町のグーグルマップの衛星写真は未だにモザイク

三葉は今まで一度も彼氏がいたことがない。「私だって彼氏とかいたことないけれど。」という描写がある。

・糸守町には、「野菜の種」「ハイグレード農機具」が売っている

・映画ではすでに田舎のカフェである自販機に寄った時は三葉は帰っていたが、小説には、三葉がサヤちゃん、テッシーと一緒にいるシーンがある

・組紐を編む際にぶら下がっている玉は、「重り玉」という。

・三葉たちが踊っているのは宮水神社の豊穣(ほうじょう)祭

・この豊穣祭りの舞いは、「繭五郎の大火で意味が失われた」という舞い

 

 

いかがでしたか?

 

僕は「三葉の髪型はお母さんが教えてもらったもの」、ということや、三葉は一度も彼氏がいたことがなかった。というところなど、映画に出てきてもおかしくない重要な描写・設定が沢山あるなと思いました。

 

この小説を読み終わったあとにまた映画を見にいったら、更に君の名は。を深く感じれるのを確信しました。

 

随時更新予定ですが、もっと早く映画との違いを知りたい方は、Amazonで600円ほどで手に入ります。薄くて文体もとてもわかりやすく、ぐいぐい読めるので小説をあまりよない方にもオススメです。 

 

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