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HORIZONがAmazonで本日発売!初回限定特典についてのまとめ

本日3月2日、ゲームファン待望の完全新作となるHORIZON ZERO DAWN(ホライゾン・ゼロ・ドーン)が店頭・Amazonでの発売となった。

大自然(オープンワールド)×機会獣(マシーン)×狩人(ハンター)という組み合わせにより、新しい世界観を提示している本作、この記事では、特に初回限定特典とAmazon限定特典についてまとめました。

 

HORIZONの簡単な概要

Horizon Zero Dawnは、オランダのテレビゲーム会社である「ゲリラゲームズ」が開発し、ソニーインタラクティブエンタテイメントより2017年3月2日に発売されたPlayStation4用ゲームソフト。

舞台は、人類文明が崩壊してから1000年後。ファイナルファンタジー15でもそうだったが、近年トレンドのオープンワールドを採用。広大な世界を画面の中で自由に駆け回ることができる。

このゲームの特徴は、なんといっても機械生命体の存在だろう。かつてテレビや玩具で流行った「ゾイド」を彷彿とさせる。ゾイドには未だに根強いファンがおり、このHORIZONにもそういった機械生命体の要素が好きなユーザーが購入することが予想できる。

プレイヤーは、この機械獣をあやつりながら、自身の出生の秘密や、世界の真実に迫っていく。ストーリー要素も濃いソフトである。

日本ゲーム対象のフューチャー部門受賞。

 

「HORIZON」初回限定版について

本作はBlu-rayDisc版、ダウンロード版ともに6900円(税抜き)。対象は17歳以上となっている。

HORIZONの初回限定版といっても、それだけで2種類ある。「通常の初回限定版」と、「Amazonの限定初回版」だ。

 

まずは、通常のというと変だが、こちらがAmazonの限定特典がつかない初回限定版。▼

初回限定版には

・PlaStation4用の本編「Horizon Zero Dawn」

に加えゲーム内アイテムとして

・ノラ族 武器&防具セット(警備用防具・強化弓・狩猟セット)

・カージャ族 武器&防具セット(突撃隊防具・強化弓・貿易商セット)

・バヌーク族 武器&防具セット(開拓者防具・狩猟弓・旅人セット)

この3つのプロダクトコードチラシが入っている。

 

Amazon.co.jp限定特典について

また、初回限定版に加えAmazonで購入すると、オリジナルPC壁紙・ポストカードが付いてくる。HORIZONの世界観を魅力に感じている人にとっては是非ゲットしたいアイテムだ。

こちらはAmazonで7452円。楽天でも取り扱いがある。

 

 

 

はじめしゃちょーが買ったミシン(JUKI製17万円)がヤバかった

2月27日のはじめしゃちょーの動画では、トントン相撲をするというもの。トントン相撲とは、「紙でできた力士を手でトントンさせて勝敗を決める」という子供がよくやる遊びだ。


【最強】17万円の超速ミシンでトントン相撲したよぉ

だが、はじめしゃちょーはそんなスケールの小さいことでは終わらない。彼はミシンのダダダダ!という振動を利用してトントン相撲をすることを思いついたのである。

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そしてはじめしゃちょーはたった5分の動画にも投資を惜しまないYouTuberであるが、今回のミシントントン相撲には、なんと、振動が速いという理由だけで17万円のミシンを購入。

 

はじめしゃちょーが購入したJUKIのHZL-V2000とは

はじめしゃちょーが購入したJUKIのHZL-V2000についてJUKI公式サイトを調べてみると、電子カタログを発見。

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メーカー希望小売価格158000円(税別)となっています。現在の消費税は8%なので12640円。なんと消費税だけで1万円もするのである。

なので消費税込みの価格で170640円。ちょうどはじめしゃちょーが動画内で言っていた価格と同じになります。

また重さは9.5kgもあり、約10kg。近年のミシンは軽量化が進んでいますが、これは工業用ミシンだということがわかります。

 

JUKIの高級ミシンHZL-V2000の性能

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公式サイトによると、JUKIのHZL-V2000では、多種多彩な性能がありました。紹介文では、

JUKI工業用ミシンの技術で確立されたぬい品質、ぬい性能を実現。
厳選された20種類のぬい模様と便利な押えが付属しています。液晶画面にバックライトを搭載し、視認性が向上しました。

と書いてあり、完全な工業用ミシンとしてではないものの、家庭でかなり本格的に使う人用のミシンのようだ。また、最近のミシンでは液晶画面が搭載されている様子。ミシンもスマホのように電子画面が付いている。

 

ちなみにはじめしゃちょーはこの機能はほとんど使っていませんでした(笑)。動画内ではミシンを少し動かしてトントン相撲をした後、最後マミー(母)に送ってしまっていました。

 

JUKIはミシンの世界最高峰ブランド

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JUKIといえば、日本のミシンの老舗ブランドであり、工業用のミシンのシェアは日本・世界ともに第1位。まさに日本が世界に誇る会社なのである。

世界中の有名アパレルブランドで、この日本のJUKIの工業用ミシンが使われています。日本以外にもアメリカやヨーロッパ、アジア、中国にグループ企業を展開する超グローバル企業。

 

Amazonでは軽量&手頃なミシンも

JUKIでは近年、工業用ミシンに加え、家庭用の手頃な価格のミシンを製造・販売しています。大手通販サイトAmazonでは、そんな手頃な価格のJUKIミシンを取り扱っていて、デザインもかわいいものがあったりと、JUKIの戦略が伺えます。

そんなJUKIの家庭用ミシンから3つをピックアップ。

 

驚異の10万円OFF! コンピューターミシン「GRACE 100B」

JUKIのコンピューターミシン。驚くべきはAmazonの値引率。「お買い得」とついていて確認すると105340円(73%OFF)となっています。また、自動ボタン糸がかりなどコンピューターミシンならではのハイテク機能を搭載。

一風変わった オーバーロックミシン MO-114D

一見変わった形をしているミシン。こちらはオーバーロックといって、布を切りながら縫うことができる優れもの。縦長の形が特徴的。こちらも82710円(70%OFF)とお買い得。

JUKIで最安値 電子ミシン HZL-40

JUKIの中で一番安いミシンがこちら。13900円と、かなり安価です。そしてピンク色でかわいいデザインながら、世界に誇るJUKIのミシンの技術が凝縮されている優れもの。

はじめしゃちょーのミシン動画まとめ

今回のミシントントン相撲は、一瞬にしてどちらも倒れてしまい、引き分けでおわりました。たった5分の動画に17万円をかけるはじめしゃちょー。そんなコスパ度外視の動画が登録者数400万人という日本1の人数を誇っている理由なのかもしれません。

あまりにアホすぎるお金の使い方に、思わず笑ってしまう視聴者も人も多いのでは?

【快挙】デミアンチャゼルがアカデミー賞監督賞を受賞!【経歴とプロフィールまとめ】

日本時間の2月27日アメリカで、アカデミー賞の授賞式がありました。今年は大本命と言われタイタニックに並ぶ最多14部門にノミネートされたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。

その監督を務める若干32歳のデミアン・チャゼルがアカデミー賞監督賞を受賞。その異例づくめの受賞に注目が集まっています。

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今までの監督作品はたったの3作

チャゼル監督作品は、「ラ・ラ・ランド」を含めてたったの3作。監督デビュー作の「Guy and Madeline on a Park Bench(2009)」、出世作となった「セッション Whiplash(2014)」、そして「ラ・ラ・ランド La La Land(2016)」のみだ。

今までアカデミー賞監督賞を受賞した人物は、作品数も多く、年齢も50代以上が普通なだけに、若干3作品目、32歳にして監督賞を受賞するのは異例中の異例だと言える。

 

チャゼル監督の名が一気に知れ渡った問題作「セッション」

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そしてチャゼル監督の名が一気に世間的に認知されたのは「セッション(米題:Whiplash)」だ。JKシモンズ演じるスキンヘッドの鬼教師と、若きドラマーのあまりにも狂っているやりとりの数々は記憶に新しい。

筆者も、主人公のが交通事故を起こしても全く気にせず這うようにして会場にたどり着いた様子に唖然とした。

また、ラスト14分は映画史上最高のエンディングとも言われ、セッションはアカデミー賞に輝いた。

 

0から始まったセッションの制作

実はこのチャゼル監督の出世作、「セッション」だが、製作案に目を付けるプロデューサーはいたものの、出資してくれる人物が現れなかった。そこでチャゼル監督は資金集めのために、セッションの数カットを撮影した短編映画を制作。

この短編映画が2013年に開催された第29回サンダンス映画祭に出品され、フィクション短編部門の最優秀賞を獲得。映画化に至った。

 

「ラ・ラ・ランド」でアカデミー監督賞を受賞する快挙

そして2016年、チャゼル監督作品第3作目の「ラ・ラ・ランド(米題 La La Land)」では、セッションの音楽への情熱はそのままに、恋愛とミュージカルを合わせた作品を作り上げた。

今作は、ゴールデングローブ賞や、英国アカデミー賞などでも総なめにし、勢いそのままに米アカデミー賞で監督賞を受賞。若干32歳での受賞は史上最年少である。

 

チャゼル監督の経歴はハーバード大卒

あまり知られていないが、チャゼル監督の経歴は世界最高峰と謳われるハーバード大学卒。そして、大学で知り合ったジャスミンマクグレイドと結婚。また、ハーバードでルームメイトだった人物がララランドの音楽を担当するなど、彼にとって大学は様々な転機があった場所だと言える。

 

映画愛に溢れるチャゼル監督のプロフィール

チャゼル監督は幼い頃から映画を作ることを夢見ていたという。だが高校の時にはミュージシャンになろうとし、ジャズドラムに打ち込んだ。この際に厳格な音楽教師の指導を受けたことがセッションの制作に大いに役立ったという。また、ララランドのジャズ的な音楽も、彼の音楽の経験がもとになっていることがわかる。

一時はミュージシャンになろうとした彼だったが、「自分の才能では偉大なミュージシャンになることはできないと本能で理解した」と語っており、幼い頃に夢見ていた映画制作への道を再び歩み出す。

彼は、1950年代の古き良きハリウッド映画を昔から愛していてララランドでも作品へのオマージュが随所に見られる。

 

チャゼル監督作品の特徴

彼の作品は非常に個性を持っている。セッションやララランドではジャズミュージックが多様され、彼のジャズ音楽への愛を感じることができる。

また、ドアップにしたピアノやワイングラス、汗がわかるほど俳優に寄ったカメラワークなどが特徴的。

他にも、セッションとララランドで共通しているシーンがある。それは、2人の演奏者を1台のカメラでいったりきたりする撮影方法だ。素早くカメラを2箇所に振り回すことで可能となるこの撮影技法は、チャゼル監督の代名詞とも言える。まだ映画を見たことがない人は是非どこにそのシーンがあるか確認して見て欲しい。

 

終わりに

若干32歳にしてアカデミー賞監督賞を受賞したチャゼル監督。おそらく最低でも30年は映画を作り続けるであろう。その間にまたどんな傑作が生まれるのか?非常に楽しみである。

2作ともアカデミー賞を受賞し、観客からも高評価を得ているだけに次回作以降にも自然と期待が集まる。彼は次にいったいどんな熱狂を起こしてくれるのだろうか?

 

ラ・ラ・ランドのサウンドトラック好評発売中

日本で絶賛公開中となっているチャゼル監督作品「ラ・ラ・ランド」。彼のハーバード大学のルームメイトだった人物が作曲を担当しているが、このサントラからアカデミー賞作曲賞と歌曲賞を受賞している。彼らが作り出す音楽の素晴らしさを是非堪能して欲しい。

 

英語版のオリジナルサントラ▼

一番売れているのがこの英語版。ジャケットも美しいのが人気の理由です。

日本語版▼

曲名がカタカナ表記になっているのが特徴。ジャケットは英語版と違います。

サントラのスコア版▼

密かに人気があるのがこのスコア版。「歌」よりも「曲」を楽しみたい人向け。

Amazonデジタルミュージック 

今すぐ聞きたい人や、1曲ずつ買いたい人向けなのが、Amazonデジタルミュージック版。

 

Amazonデジタルミュージック公式サイト▼

ラ・ラ・ランド オリジナルサウンドトラック Amazonデジタルミュージック

 

【ララランド関連記事一覧】 

【セッション】をhuluで1分で見る方法と手順「ララランド監督作品」

いよいよ2月24日に日本でラ・ラ・ランドが公開され、ツイッターなどでのSNSで大反響となっている本作。

そして、ラ・ラ・ランドにはまってからデミアン・チャゼル監督のことを知り、彼の前作であり第出世作となった「セッション」を見ようと思っている人もいれば、

先に「セッション」を見てそのセンスの良さと熱狂的な物語に心奪われ、ラ・ラ・ランドの劇場へ足を運んだ人もいるでしょう。

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そんなデミアンチャゼルの出世作「セッション」は、現在CMでも良く見る大手動画配信サイトhuluで好評配信中。そしてhuluでは2週間の無料体験キャンペーン中なので、無料で今すぐ視聴することが可能です。

また、TSUTAYAなどの大手レンタルショップでは、毎回公開された映画と関連したDVDやBlu-rayが「貸出中」となってしまうことが多いので、レンタルショップで「セッション」を借りるのはあまり良い方法とは言えません。

この記事では映画「セッション」をhuluを使い「1分以内で見る方法」ということで簡単、かつなるべくわかりやすいようにまとめました。

スマホ版huluで「セッション」を見る方法

スマホのhuluで「セッション」を見る方法は以下の通り。

 

【画像・詳細無しの手順】

その1:hulu公式サイトにアクセス

その2:「2週間無料トライアル」をクリック

その3:決済方法を選ぶ

その4:アカウント登録をする

その5:支払い情報を入力

「セッション」を視聴

 

登録はコチラから▼

 

【画像・詳細有りの手順】

その1:hulu公式サイトにアクセス

その2:「2週間無料トライアル」をクリック

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▲緑色の「2週間無料トライアル」をタップ。

その3:決済方法を選ぶ

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▲決済方法をクレジットカード、大手3社(docomo,au,softbank)の携帯決済から選択します。オススメはクレジットカード。手順が少なく早く登録できます。

無料体験をする際の初期登録に必要ですが、2週間の無料体験期間内に解約をすれば、料金は一切かかりません。

その4:アカウント登録をする

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▲必要事項を入力し、アカウント登録をします。

その5:hulu公式アプリをダウンロード

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登録が完了したら、案内に従ってhuluの公式アプリをダウンロードします。画像はiPhoneですが、Android用のアプリもあります。

「セッション」を視聴

アプリで検索し、セッションを視聴。スマホやタブレットで楽しむことができます。

また、一度会員登録をすれば、PCからログインをすれば、PCでも視聴可能です。

 

登録はコチラから▼

 

PC版huluで「セッション」見る方法

PCのhuluでセッションを見るのは以下の通り。

 

【画像・詳細無しの手順】

その1:hulu公式サイトにアクセス

その2:「今すぐ無料でお試し」をクリック

その3:Facebookもしくは基本情報を入力してログイン

その4:決済方法を選ぶ

「セッション」を視聴

 

登録はコチラから▼

 

 

【画像・詳細有りの手順】

その1:hulu公式サイトにアクセス

その2:「今すぐ無料でお試し」をクリック

公式サイトにアクセスすると以下の画面が出てきます▼

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▲緑色のボタン「今すぐ無料でお試し」をクリック

その3:Facebookもしくは基本情報を入力してログイン

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▲Facebookを使ってログインするか、ユーザー情報を登録するかを選べます。ユーザー登録をすることもできますが、メールの認証などが少しやっかいです。おすすめはFacebookで、Facebookを使っている人ならすぐにログインが可能。

 

また、huluの「プライバシーポリシー」に書いてありますが、Facebookの個人情報は厳密に保護されているので、漏れる心配などはありません。

その4:決済方法を選ぶ

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▲最後に、決済方法を選択します。クレジットカード、大手3社(docomo,au,softbank)の携帯決済、PayPalが選べます。

無料体験をする際の初期登録に必要ですが、2週間の無料体験期間内に解約をすれば、料金は一切かかりません。

「セッション」を視聴

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▲2週間の無料体験登録が完了した後、画面上中央になるhuluの検索boxに「セッション」と入れると映画がヒットして出てきます。

 

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▲そしてこの画面が出てきたら、最後左下の「再生ボタン」 をクリックするとすぐに映画を視聴可能です。

 

登録はコチラから▼

 

注意点:2週間以内に解約しないと自動的に933円(税抜き)が発生

注意点は、2週間以内にhuluを解約しないと自動的に933円(税抜き)がクレジットカード、その他登録した決済方法から差し引かれることです。

なので、無料体験登録が完了した時点で、スマホや家のカレンダーに「●月●日にhulu無料体験終了と入れておくと「解約するのを忘れてそのまま料金が発生」、ということはなるでしょう。

また、huluはコンテンツ量も多く、動画もスムーズに見れる素晴らしい動画配信サイトなので、そのまま継続してサービスを利用するのもオススメです。そこら辺は一度無料体験をしてみて判断してみると良いでしょう。

 

huluで久しぶりに「セッション」を見てみた感想

筆者は、1年前に「セッション」をDVDを借りて見たことがあったのですが、今回ラ・ラ・ランドを見て改めて監督の作品をまた見たくなり、huluで視聴してみました。

1年前に初めて見た時も映画の画面に釘付けになってしまったのですが、今回huluで2回目を見た時も、ラスト14分で見入ってしまいました。役者たちが演技とは思えないくらいリアルなのです。

まだ見てない方が多いと思うのであまり多くは語れませんが、人をぐいぐいと引き込む魔力がこのチャゼル監督の出世作「セッション」にはあります。ラ・ラ・ランドとの共通点も多くあるので、それを探すのも面白いでしょう。

huluでは予告なく配信が終了することもあるので、観たい方はお早めに。

 

登録はコチラから▼

 

 

 

ララランドのサントラが「神の音で溢れている」日本語版を聴いてみた

今日、2月24日にいよいよ日本で公開された「ラ・ラ・ランド」。本国アメリカでは日本より数ヶ月先に公開され、大きな反響となっています。

 

私は前評判がとても良かったのと、最近のシリアス路線からは違った「ハッピーな気分になれそうな映画」という感じがしたので公開初日、朝一で見てきました。

Ost: La La Land

そして終始その音楽にウットリ。ミュージカル映画の音楽がダメだと話になりませんが、このララランド、音楽が神の音で溢れていました。

そんなララランドの日本語版サントラが発売、さらに特設ページもオープンしたということで、ララランドのサントラに絞ってレビュー。

hikiyosesmith.hatenablog.com

ララランドのサントラは主要3曲で構成される

ララランドのサントラは全部で15曲。他の映画のサントラと比べても同じくらいの量だと思います。このサントラの主要曲は3曲。

 

ライアン・ゴズリングが演じるセブと、エマストーン演じるミアが出会うシーンのピアノ曲(以下セブとミア)、冒頭のハイウェイでのダンスシーンや、ミアが女性たちとカラフルなドレスを着て踊るポップな曲、そして少しけだるいイメージで、物語の後半にセブが海の上で歌い、ラストに「もしミアとセブが結婚していたら?」という架空のシーンで流れる曲。この計3曲が主要曲となっています。

 

その他、セブがロックバンドのピアニストとして演奏している際のかっこいいナンバーや、プラネタリウムでの幻想的なシーンの曲など、とにかく名曲揃い。

 

ララランドのサントラは計15曲

ララランドのサントラは全部で15曲。他のサントラと比べると曲数はそこまで多くないものの、他の映画のサントラはあくまで映像を引き立たせるための曲であるのに対して、このララランドはミュージカル映画、つまり曲がメインとなっているわけです。

 

なので、「独立した1つの曲」としても十分耐えられるほどの魅力とエネルギーに溢れています。

 

作曲者は監督のルームメイト

作曲はデミアンチャゼル監督の前作「セッション」に引き続き、監督と大学のルームメイトだったジャスティン・フルビッツが担当しています。 

 

監督がこだわった独特の収録方法

このララランドのサントラでは、チャゼル監督の「俳優の気持ちを音に反映させたい」との意向により、撮影と同時進行でミュージカル部分の録音が行われました。

 

普通、撮影をしてから録音、もしくはその逆で完全に分けて行うものですが、その慣例を打ち破り、シーンと歌を同時に撮るという前代未聞の方法で制作が進められました。それにより、俳優の演技と歌がピッタリとシンクロしているのが本編を見た人ならわかるでしょう。

 

主演のライアン・ゴズリングは3ヶ月かけてピアノをマスター

また、主演のライアン・ゴズリングは、3ヶ月もの時間をかけてピアノをマスター。劇中でも本物のピアニストと全く遜色ない出来でしたよね。嘘くさい弾き方は一切なかったです。

 

サントラを一曲ずつ簡単に解説

それではサントラを曲名とシーンの解説を入れながら簡単に1曲ずつレビューをします。

1曲目:Another Day Of Sun

冒頭の高速道路でのミュージカル部分で流れる曲。大合唱の曲でとてもハッピーな気持ちになれます。一気に「この映画はミュージカル映画なんだ!ララランドの世界はこんな感じなのだ」と思わせてくれ、映画の世界に引き込まれます。

 

2曲目:Someone In The Crowd

ミアがルームメイトとパーティーに出かける曲。この曲も一曲目と同じような雰囲気で、終始明るい雰囲気の曲。フルートの和音が印象的で思わず身体が動きだしてしまうようなナンバーとなっています。

 

3曲目:Mia&Sebastian's Theme

おそらく、ララランドで印象に残る曲といえばこれ。ミアとセブが初めて出会うシーンでセブが弾いている切なくも美しいバラード曲。

流れるようなピアノのメロディーが印象的で、波に身を任せるような、心地よい雰囲気に包まれます。

 

4曲目:A Lovery Night

パーティーで2度目の再開を果たしたミアとセブが、グリフィス・パーク内で踊るシーンの曲。映画のポスターにもなっていて、二人が手を広げて踊るシーンは印象的。タップも少し入っていて「雨に唄えば」を思い出させるような雰囲気。

 

5:Herman's Beat

セブとミアがジャズバーに行った時に流れている曲。セブがミアにジャズへの熱い想いを語るのが印象的でした。セッションもそうですが、監督はかなりのジャズ好きのよう。ピアノやトランペットの軽快なサウンドが響きます。

 

6:City Of Stars

ララランドの主要曲の1つ。海の上でセブが帽子を手に取り歌うシーンの曲。夕暮れを思わせるようなけだるいピアノの伴奏から始まり、夢を追うことの苦悩を歌います。

 

7:Planetarium

セブとミアが映画を見ている途中、映像が途切れてしまい、深夜ロケ地のプラネタリウムに行って踊るシーンで流れる曲。ここで二人が空を舞いながら踊るシーンは、この映画の名シーンの1つでしょう。ミアとセブのテーマがオーケストラで流れます。

 

8:Summer Montage

ミアとセブが二人で共同生活をする際に流れる曲。どんどん時が流れるのに合わせ、軽快なジャズの曲が耳に心地よいです。

 

9:City Of Stars

ミアとセブが部屋で歌うver.のシティーオブスターズ。この曲は劇中に何度も登場します。ミアの笑い声が入っているのが印象的。

 

10:Star A Fire

セブが売れるために入ったバンド「ザ・メッセンジャーズ」のライブで流れる曲。ジャズとは全く違うイメージながら、個人的にはかなりかっこいい曲だなと思って聴いていました。ララランドのサントラの中で唯一ロックテイストのナンバー。

 

11:Engagemant Party

冒頭のダンスナンバーがここではピアノのしっとりとした編曲で登場。冒頭では明るいイメージだったのが一変、しっとりと切ない曲に様変わりしています。

 

12:Audition

ここでは、挫折してしまったミアが、最後の望みをかけて「何かを語って」と審査員に言われて歌う曲。終始エマストーンの顔がアップで映し出され、おばの話がされます。映画のクライマックスの1つで心奪われます。

 

13:Epiloge

5年後、ミアは大女優に、セブは自分のジャズバーが大繁盛と二人とも夢を叶え、偶然バーで再開。セブのピアノを聴いているうちに、二人は空想の世界へと入っていきます。オーケストラの壮大なアレンジで流れるミアとセブのテーマは圧巻。ファンタジックな世界へといざないます。

 

14:The End

最後、The Endと出る際に流れる曲。まるでディズニー映画のクライマックスのような雰囲気が印象的。

 

15:City Of Stars

エンドクレジットの最後の方で流れるミアのハミングver.のシティーオブスターズ。映画の余韻を感じさせてくれるアレンジとなっています。

 

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サントラはAmazon・楽天で発売中

ラ・ラ・ランドのサントラは、現在Amazon・楽天で発売中。TSUTAYAではララランド公開日の2月24日にはまだ取り扱いがないので、ララランドの世界に魅せられた人は1枚持っていて損はないはず。

 

英語版のオリジナルサントラ▼

日本語版も2月17日に発売が開始されています。▼

サントラのスコア盤▼

こちらは歌のボリュームが少なめで、映画に流れる音楽が大量に収録されています。ジャズ感が強め。

Amazonデジタルミュージックだとすぐに聞ける!

また、Amazonデジタルミュージックでは、アルバムを1500円ですぐにダウンロードしてスマホで聞くことが可能。また、1曲250円から購入可能なので、気に入った曲だけを買いたい人はAmazonデジタルミュージックで購入するのが良いでしょう。

ですが、1曲250円×6曲=で1500円になるので、6曲以上購入する人はアルバム全体を1500円で買ってしまう方がオススメです。

 

Amazonデジタルミュージック公式サイト▼

ラ・ラ・ランド オリジナルサウンドトラック Amazonデジタルミュージック

 

結局どのサントラを買うのが良い?

サントラ盤はデジタル盤を合わせると全部で4種類あります。「じゃあどれを買ったらいいの?」ということですが、

・美しいジャケットを楽しみたかったら「英語の歌曲盤」

・日本語で曲名が書いてあるのが良かったら「日本語盤」

・歌メインよりも、BGMとして、またジャズを楽しみたかったら「スコア盤」

・今すぐ聞きたい&1曲ずつ買いたいという人は、Amazonデジタルミュージックで「ダウンロード盤」

というように考えると間違いないでしょう。

 

※追記

現在、ララランドのサントラが人気のため、Amazonでは在庫が少なくなっています。一番速く聞けるのがAmazonデジタルミュージック2番目に早いのが日本語版、英語版のサントラは、在庫が少なくなっていて1ヶ月〜2ヶ月以内に発送となっています。

 

3月31日新発売!ララランドのピアノスコアが人気

現在、ファンの間でじわじわと売れてきているのが3月31日に発売されたばかりのララランド・ピアノスコア。

セブのジャズの曲や、ララランドのハッピーなナンバーを、「ピアノで演奏してみたい!」という人には超オススメの一冊。主要曲3曲が収録されて、値段も安め。

初心者でも弾きやすく、かつ簡単すぎない編曲になっているので、中級者も楽しめるように考えられています。

まとめ

まるでディズニー映画を思わせるかのような曲で溢れている本作のサウンドトラック。その音楽たちは美しく、ゴージャスで切ない、素晴らしい「神の音」たちで溢れていました。

筆者はサントラを聴いて、もう一度劇場に足を運びたくなりました。この映画は、サントラを何度も聴いて映画で再確認をするという楽しみ方をする映画なのかもしれません。

 

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英語版のオリジナルサントラ▼

一番売れているのがこの英語版。ジャケットも美しいのが人気の理由です。

日本語版▼

曲名がカタカナ表記になっているのが特徴。ジャケットは英語版と違います。

サントラのスコア版▼

密かに人気があるのがこのスコア版。「歌」よりも「曲」を楽しみたい人向け。

Amazonデジタルミュージック 

今すぐ聞きたい人や、1曲ずつ買いたい人向けなのが、Amazonデジタルミュージック版。

 

Amazonデジタルミュージック公式サイト▼

ラ・ラ・ランド オリジナルサウンドトラック Amazonデジタルミュージック

 

ララランド・ピアノスコア▼

3月31日新発売。簡単すぎない編曲で、ファンの間で密かにブームになっている一冊。

ラ・ラ・ランド監督の前作「セッション」を1分で無料で見る方法

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デミアン・チャゼル監督の大出世作となった前作「セッション」。この映画は本当に衝撃作で、ラストの9分19秒は映画史上最高のエンディングと多くの批評家から評価されています。

 

筆者である私も、この「セッション」を動画配信サイトU-NEXTを使って無料で観ました。初めから画面にのめり込むようにして観てしまい、あっという間の106分。 

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おしゃれなジャズの曲、若者が音楽に狂気的に打ち込んでいく様子、JKシモンズ演じる現代では絶対に問題となってしまいそうな鬼教師。全てが衝撃的でした。

また、今回のララランドでも観られた、ドアップを多用したり、カメラが素早く入れ替わる、などのデミアン監督のこだわりの撮影方法がセッションでも多く使われていて、上質で新しい映像体験が得られます。

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ラ・ラ・ランド監督の前作「セッション」をU-NEXTで見る手順

以下、U-NEXTの31日間の無料体験を使って無料でセッションを見ることができたので、実際に私が行った手順を書いてみます。

 

まずはU-NEXTの無料トライアルに登録

まずは以下のリンクから公式サイトに飛ぶと、こんなページが出てきました。▼

 

こんな感じです▼

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調べてみたら、31日間無料とのこと。

 

そして、「無料トライアルで試してみる」をクリック。

すると以下のような画面が出てきました。

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そしてだいたい1分かからないくらいで必要事項を登録。あとは、クレジットカード情報、もしくは携帯代情報を入力しました。

これだけで31日間無料トライアルの登録が完了しました。

 

U-NEXT内で検索して「セッション」を見る方法

次に、「一覧から探す」から「セッション」と打って調べてみると、、、

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一番上に「セッション」と出てきました。

 

そしてクリックしてみると、▼

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左上にセッションが出てきました。黒い背景にJKシモンズのスキンヘッドが特徴的なので間違いありません。笑

 

そしてセッションのページをクリックしてみると、▼

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主役の若きドラマー、アンドリュー(右)と、今作ヒロインのニコルがカフェで楽しそうに談笑しているシーンが出てきました。

そして中心の「再生ボタン」を押すとセッションがすぐに観れました。U-NEXTに登録してから所要時間は1分。

  

ほんとに無料なんだろうか?

そして心配になってきたのが、本当に無料なんだろうか?ということ。

 

良くあるのは、「無料体験だけど2ヶ月目も使ってね」というもので、結局有料になってしまうということ。

そこで不安な筆者は、これもちゃんと調べてみましした。

 

すると、先ほどの無料体験の説明の部分の下に赤文字でこういう風に書いてありました。▼

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※ご登録費を含む31日以内に解約される場合、月額料金は発生しません。

 

字がちっちゃw

 

でもちゃんと書いてありました。

それでも心配性な私は、以前U-NEXTの無料体験を利用していたという弟に聞いてみました。

 

「ねぇねぇ、U-NEXTって本当に31日間完全無料なの?」

 

「うん」

 

以上。笑

本当に無料でできるそうです。

 

なので、カレンダーに無料体験が終わる日を入力して忘れないようにしました。

 

これで安心( ´Д`)ホッ

 

以上がU-NEXTで無料で「セッション」を見る方法です。

このU-NEXTでは、120000本以上の映画・アニメ・ドラマが見放題。現在放送中の「カルテット」やキムタク主演の「A LIFE」。韓国映画や、洋画の恋愛映画まですごい量の映像コンテンツが見放題になっています。

 

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ララランドのあらすじと評価「神の音と映像が宿る映画だ」

アメリカでは日本より一足先に公開され、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞などで多数受賞し、米国の本命アカデミー賞でも最多14部門ノミネートということで、タイタニックに並んでいる本作、ラ・ラ・ランド。

 

筆者もアメリカや、日本で試写を見た人たちで絶賛されているとの声をネットで何度も聞き、ドクターストレンジが惜しかっただけに、超期待して見に行きました。

 

この記事では、前半は「ネタバレ無」でレビューを、後半は「ネタバレ有」で存分に言いたいことを言い切りたいと思います。

ラ・ラ・ランドネタバレ無レビュー

最初は、ネタバレ無しのレビューをしたいと思います。まだ映画を見られて無い方は、この部分だけ読まれると良いかと思います。

 

-----------------------

 

筆者は、ミュージカル映画は好きでもあり嫌いでもあります。どういうことかというと、レ・ミゼラブルやオペラ座の怪人のような、セリフがほとんどなくて常に歌って踊ってるミュージカル映画は嫌いです。

 

映画は、ストーリーやセリフありきだと思ってしまうので、どうしてもずっと歌っていることに違和感を覚えてしまうからです。

 

ですが、ディズニーの塔の上のラプンツェルなど、ストーリーもしっかりしていて、セリフがありつつ、感情の変化を表す時にだけ、ミュージカルパートがある映画は大好きなのです。

 

その前提があって、今回のララランドは、「どうやらストーリーもしっかりしていて、セリフもちゃんとある」という前情報をネットで調べて、これは面白そうと思って期待大で行きました。

 

ララランドの評価・オススメ度

結論から言うと、星5段階評価で言うなら、3.8。うーん、いいんだけどもうちょいグッときてほしかった。というのが正直なところ。

 

まず良い部分は、音楽、衣装、演出、ロケ地、映像などすべてが美しいということです。1シーン1シーンが絵画のような美しさで、見ているだけでハッピーになれるような要素がたくさんありました。

 

また、以下のネタバレ有パートでも書いていますが、「2回目以降からぐっと面白くなるスルメ映画」という感じもします。

 

最初はどうしてもストーリーが気になってしまうので純粋に音楽やダンスなどのミュージカル部分が楽しめませんが、2回目以降はストーリーを知っている安心感があるので、音楽やミュージカル部分を集中して楽しめるんですよね。

 

この映画を観にくのにオススメなのは、「ミュージカルがある程度好きで、ディズニー映画を良く見る人」という感じ。コテコテのミュージカルまではいかなくても、ある程度ミュージカルというものに抵抗がない人なら楽しめると思います。

 

特に、ディズニーの「美女と野獣」や「アナと雪の女王」と同じくらいのミュージカルパートの分量なので(ミュージカル:セリフ=3:7くらいの比率)ミュージカル映画と同じくらいライトになっているのでこれらのディズニー映画が好きな人は楽しめるでしょう。

 

以下からは「ネタバレ有」でララランドのレビューを書いていきます。

まだ映画を見ていない方でネタバレが嫌な方は読まないように気をつけてくださいね。

 

 

 

 

ララランドの音楽

まず、やはりミュージカルなので音楽が良く無いと話になりません。基本的にララランドでは3つの音楽がテーマ曲として使われていました。

 

・楽しいダンスミュージック

・切なく甘いバラード曲その1

・切なく甘いバラード曲その2

 

この3曲で構成されています。

良かったのは、あまり曲を多くするのではなく、この3曲をアレンジを変えて何度も何度も繰り返されるということです。

 

この3曲が、どれも名曲なので聞いていて心地よく、ララランドの夢のような世界にいざなってくれます。

 

ポップでダンス調の曲

まず楽しいダンスミュージックは、フルートパートの和音でゆっくりと始まり、だんだんテンポアップ。この曲が本当に軽快で楽しいんですよね。

1950年代のハリウッドのような、「昔のハッピーな映画」そんな雰囲気がこの曲から漂ってきます。

 

最近の映画は、シリアスなものが多く、マーベルのヒーローものでさえ、明るすぎる雰囲気だとヒットしません。主人公が苦悩して挫折してボロボロになって精神的に追い詰められる、そんなダークな雰囲気がウケがいいですよね。

 

この映画では、そういったシリアスな感じは一切なく、昔、映画館でみんなで大声で笑って映画を見ていた時のような、(ニューシネマパラダイスのようなイメージ)そんな雰囲気が終始漂っています。それに彩りを与えているのが、この楽しいダンスミュージックなのです。

 

バラード曲

そして、残りの2曲はバラード調のピアノ曲です。

1曲目は、主人公のライアン・ゴズリングが最初にピアノで弾き、エマストーンが偶然聞くシーンですね。あそこで流れている曲です。

 

この曲も、どこか懐かしいレトロな感じがするのが特徴です。人生を回顧するような、そんな気持ちにさせてくれます。まさに「映画」にふさわしい曲だと感じました。

 

二人の出会いや、別れ、重要なシーンで必ず流れるんですよね。

特に最後この曲が流れて、すべてが上手くいく夢の世界のシーンに変わるところは圧巻でした。最初はピアノだけなのに、気づいたら盛大な音楽へと切り替わっている編集は見事。

 

そして3曲目は、物語の後半から流れ始める曲で、ライアンが海の橋の上で一人歌い始める曲です。この曲も、2曲目と同じように、人生を振り返るような曲調で心に沁みます。

特にラスト、エマとライアンが結婚して家庭用のビデオカメラで日常を撮影している時に流れるのですが、映像の雰囲気とピッタリ。感動してしまいました。

 

このような感じで、ミュージカル映画というだけあって、その根幹をなす「音楽」は見事でした。音楽が良いと思えないとミュージカル映画として成り立たなくなってしまいますからね。音楽は個人的に100点満点でした。

 

ララランドのストーリー

ストーリーは非常に簡単で

 

自分の店を持ちたいジャズピアニストと、映画女優を目指す女優の卵二人が出会う

二人は恋に落ち、先にジャズピアニストの方が売れるためにやりたいことを犠牲にして成功

その後女優の卵の方も売れるようになるがお互いにすれ違う

そして最後はそれぞれ別の道で成功し、ちょっぴり切ないけど良かったね、という話。

 

こんな感じです。

ストーリーは、そこまでひねりはありません。強いて言うなら最後、完璧なハッピーエンドで終わらないということでしょうか。切ないけど、悲劇でもない、ハッピーな気持ちもある、というなんとも言えない感情が混じりラストを迎えます。

 

ストーリーは単純ながら、コテコテのミュージカル映画とは違って、ある程度脚本がしっかりしているという印象でした。

 

でも、ディズニー映画ほど起承転結がしっかりしていないので、ちょっと脚本は映画をぼやけさせてしまっている印象。もっともっとしっかりした脚本だったら満点の星5.0評価になった気がします。

 

特に、二人が恋に落ちたり、すれ違うシーンなどが音楽だけで終わっていたり、唐突にすれ違うシーンが始まったりと、感情の動きが見え辛い脚本になっているのが評価を下げてしまっています。

 

これがもっと、二人の恋の始まり、すれ違い、そしてラストの感情の機微を丁寧に描いていたら最高の映画になったでしょう。ここが一番惜しかったところ。

 

エマストーンとライアンの配役はどうか?

今回、主人公の二人を演じたのは、「きみに読む物語」で有名になった甘いマスクのライアン・ゴズリングと、アメイジングスパイダーマンでヒロイン役を務め、最近スターダムを登っているエマストーン。

 

二人の配役は、なかなか良かったと思います。二人とも、ダンスと歌を相当練習したのだと思うくらいの出来で、周りのダンサーたちと引けを取らないくらいのダンス、そして歌も違和感なく聞けました。

 

歌はちょっと素人っぽい粗さみたいのを感じるのですが、逆にそれが完璧すぎなくて良かったです。

ライアンは、ジャズピアニストという設定も全く違和感なく、演奏シーンも本当に弾いているみたいでした(ほんとに弾いてる?)

 

エマストーンは、顔が爬虫類っぽいな〜と思うこともあったのですが、笑

衣装やダンスのシーンはキレッキレだったし、美人さんだな〜と感じるシーンもあったりと、不思議な役者さんだなと思います。場面場面で全然印象が違う。

 

二人とも、ミュージカル出身ではないのにもかかわらず、素晴らしい演技、ダンス、歌だったと思います。

 

特にラストシーン、二人がジャズクラブで遠くで見つめあって笑うのですが、そのシーンの間や笑顔になりすぎない笑顔が良かったですね〜

 

衣装の素晴らしさ

衣装は、1950年代を思わせるようなカラフルでレトロな感じがして素敵でした。筆者はてっきり昔を舞台にした映画かと思っていたら、冒頭でスマホを持っていて思いっきり現代の映画でした。

 

ですが、衣装や車など、どこかレトロな感じがいつもあって、懐かしい雰囲気がするのが面白いなと思いました。

 

エマストーンの冒頭の青いドレスと、ポスターにもなっている黄色いドレスが特に印象的で美しかったです。

 

衣装のカラフルさが、この映画のハッピーな雰囲気を支えてくれていたように思います。

 

背景やトーンの素晴らしさ

あとは、見る前から素晴らしいと感じていたのが背景や、映画の色み(トーン)の素晴らしさ。この映画は終始夜明けや夕暮れの空が出てくるのですが、その色みが薄紫なんですよね。

 

マトリックスは緑をテーマカラー、500日のサマーは茶色と水色をテーマカラーとしていたり、映画のトーンというのは個性があるものですが、薄紫を映画のテーマカラーとして使っている映画は他に知りません。それがこの映画を唯一無二にしているように感じました。

ここは監督がかなりこだわっているところなんじゃないかなと思います。

 

JKシモンズが出てくるだけで面白い

あとはレストランのオーナーとして出てくるJKシモンズ。めちゃくちゃちょい役で、最初と最後しか出てきません。おそらく監督がセッションで気に入ってまた出演させたかったのかなと思います。

 

面白かったのが、セッションではJKシモンズはジャズが狂うほどに大好きだったのに、今回のララランドではライアンに「フリージャズは絶対に弾くなよ」と言うところ。

セッションではまさにフリージャズの極みみたいなことをしていた彼が、今作では正反対になっているのが笑ってしまいましたね。

 

あとラスト、二人に「こちらです」という感じで手でいざなうシーンは、鬼教師だったセッションの時には見られなかった軽快さ。このシーンも前作とのギャップがすごすぎて笑ってしまいました。笑

 

ララランドは映画館で見るべき?

さて、一番この記事に訪れてくれた人が気になるのは「ラ・ラ・ランドは映画館で見るべきか?」ということでしょう。この映画は万人受けはしないと思います。

特に、脚本、ストーリーを一番重視して映画を見る人にとってはかなり退屈に感じるでしょう。そんなに驚くような展開もないですからね。

 

ですが、コテコテのミュージカルが大好きという人には最高の映画となるでしょう。

筆者のように、コテコテのミュージカルは嫌いだけど、ディズニー映画くらいのミュージカル映画だったら見れる。という人には映画館で見るべき映画だと思います。

 

ララランドはするめ映画な気がする

そして、私は、この映画はするめ映画な気がします。初回では、音楽やストーリーなどを把握し、2回目以降でそれを心ゆくまで楽しむ。そういった楽しみ方をするのがこの映画の見方なのかもしれません。

 

今このレビュー記事を書いている間もテーマ曲がずっと頭の中で流れているくらい曲のインパクトがありますからね。

 

初回はどうしてもストーリーの方に意識がいってしまいますが、2回目以降はストーリーを知っている「安心感」があるので、映画を楽しむ余裕が生まれるというか、そうやって見るべき映画な気がします。

 

この映画は1シーン1シーンを楽しむような映画だと思います。

 

良かったシーン

個人的に良かったシーンをいくつか挙げてみたいと思います。

 

冒頭のハイウェイでのミュージカル

冒頭はどんな風に始まるのだろう?と思ったら、いきなりミュージカルからのスタートでした。これは予想外でしたね。

しかも予告で聞いていたテーマ曲が思いっきり流れて、ラ・ラ・ランドの世界へと誘ってくれました。

 

面白かったのは、渋滞という感情が混沌とした中で、晴れやかなダンスミュージックをベースに、カラフルな服を着た人たちが踊り狂うという非日常感。

現代が舞台の映画だとわかりつつも、ファンタジックな世界が広がっている、そんなオープニングだったと思います。

 

また、この冒頭のハイウェイのシーンは、物語と全くの別物かと思いきや、このシーンが終わった後、実は主人公二人もこの渋滞に巻き込まれていたということがわかります。ストーリーと繋がっているのが凄い好感が持てました。

 

ポスターにもなっているタップシーン

次に良かったのは、紫の背景に、二人が手を広げて踊るシーンです。

ここでは、最初はお互いのことを好きではなかった二人が、心を通わせるシーンでした。

 

軽くタップが入っているのが軽快で良かったですね。

背景の美しさとは対照的に、ただの道路で踊るのも、ララランド特有の日常とファンタジーの世界が融合している感じでおもしろかったです。

 

このシーンでどんな曲が流れているのかちょっと忘れてしまったのでまた見に行きたくなりました。(これがララランドにはまっている証拠?笑)

 

プラネタリウムでの二人のデートシーン

そして心を通わせた二人が、更に親密な関係になるのがプラネタリウムでのシーン。

ここはもう完全にファンタジーで、二人は空を飛んでしまいます。

 

ですが、なぜか受け入れてしまう。心の高揚とリンクしている形で空を飛ぶので、映画の二人と一緒にファンタジーの世界に入れる感じがあるんですよね。

 

また、背景が宇宙になり、黒いシルエットだけ二人が映って踊るシーンは別世界。良く見る少しちゃっちい感じもしなくもなかったですが、非常に綺麗なシーンで心が奪われました。

 

ラストの二人のハッピーな空想シーン

物語というものは、儚さとセットになった時に美しさを感じます。

ララランドも、最後二人は結ばれなかったわけですが、その儚さを抱えながら、空想の世界で二人が超ハッピーに踊ります。

 

ここはまるでディズニーランドのアトラクションの中に迷い込んだような素敵な世界。

ただ踊っているだけよりも、二人は結ばれなかったという儚さがセットになることにより、なんとも言えない感動がありました。

 

そして白い電飾の中で二人が踊るシーンは、あまりに綺麗すぎて軽く涙を流してしまいました。

 

ララランドはどうすればもっと最高の映画になったか?

個人的に、この映画が星5.0になるにはどうしたらいいか?ちょっと考えてみたいと思います。

 

まずは、脚本でしょう。もう少しセリフを多くして二人の感情の揺れ動きがわかるようにすると、もっと映画に入り込めたような気がします。そうすると、ミュージカル部分ももっと映えて感動できた気がします。

 

日本人にはわかりにくい単語が多い

この映画に出てくるセリフは、日本人には馴染みがない単語が多く出てきました。

もう少し世界共通でわかるような単語が多かったら主人公たちに感情移入できた気がします。

 

ストーリーにもう一捻り欲しい

今回、完璧なハッピーエンドとまではいかず、少し切ない、ほろ苦い終わり方をしていました。このラストは凄い良かったと思います。

 

ですが、他のストーリーは、夢を追う若者が出会い恋に落ちる、という王道パターンだったので、もう一捻りあると、ミュージカル好きじゃない人、ストーリーを重視するお客さんの心を掴めた気がします。

 

ララランドの感想レビューまとめ

という感じで色々書きたいことを書いてしまいましたが、ラ・ラ・ランドを総評すると、絶賛するほどではないけれど、見て損はない映画、そして2回目以降にもっと楽しめそうなスルメ映画、といったところでしょうか。

 

筆者は、感動できるポイントがいくつかあったので2回目を見に行きたいな〜と思うくらいこの映画が好きになりました。1シーン1シーンも美しいですしね。

 

映画版ディズニーランドという表現が自分にはしっくりくる気がします。

何回も行きたくなる不思議な魅力がこの映画にはあるんですよね。

 

 

ラ・ラ・ランド オリジナル・サウンドトラックの情報

ラ・ラ・ランドのサントラは、映画に先駆けて現在好評発売中!

ちゃんと日本語版になっているので、スマホに音楽を入れる時も日本語のタイトルになるように変換されています。

 

英語版のシンプルなジャケットとは違い、ごちゃごちゃしてしまっているのが残念ですが、収録されている音楽たちは本当に素晴らしいです。

 

これから日本でもいよいよ公開が始まり、おそらくこれから大ヒットすると思うのでサントラもかなり売れするでしょう。在庫切れになる前にお早目にゲットしておくのをオススメします。

 

ララランドの英語版サントラ

 

hikiyosesmith.hatenablog.com