有限会社「大志」鳥取市のマスク工場を稼働へ
新型コロナウィルスによって全国的に深刻なマスク不足におちいる中、昔のマスク工場を活用し、生産を始める企業が現れました。
有限会社「大志」
マスク不足を解消するため、名乗りをあげたのは鳥取県鳥取市にある有限会社「大志」。この会社は、現在は中古農機具などを扱っている。現在は倉庫として使っているマスク工場を活用し、生産に乗り出すことになった。
「大志」はとても小さな中小企業
有限会社「大志」は、鳥取県河原町にある中小企業で、従業員は12人ほど。創業は平成16年でまだ設立されて15年ほどの若い会社だ。
現在のメイン事業は中古農機具を買取り、それを販売する古物商である。
代表は谷口健二氏で、彼の提案により、今回のマスク生産に踏み切ったと思われる。
3年前から感染症に備えていた
驚きなのは、今回のコロナウィルスの蔓延を予測し、3年前から鳥取市用瀬町のマスク工場を取得していたことだ。
「10年に1度は感染症が流行る」ということをふまえ、マスクの原材料や生産設備を準備していたというから驚きだ。
今週中にも生産ラインを稼働
谷口社長は会見で、今週中にも本格的に生産ラインを稼働させ、1日あたり最大10万枚のマスクの供給を目指すとしている。マスクは1枚330円とのことで、値段はかなり高め。
生産されたマスクは鳥取市やその周辺に優先的に供給するとのことで、鳥取市や会社がある河原町の住民はマスク不足がいささか解消されそうだ。
谷口社長のコメント
以下谷口社長のコメント
「工場を取得した際に前のオーナーから『大規模な感染症は、10年ほどの周期で発生する』と言われ、もしものために一応、設備を保管していた。まさかこんなことになるとは思わなかったが、地元の人たちを感染症から守りたい」
ネットでの反応「カッコ良すぎるだろ」
ネットでは谷口社長の先見の明に絶賛の声が集まっている。以下ネットでの反応。
「カッコ良すぎるだろ、ほんまにかっこいいで。」
「これこそが備えあれば憂なし、素晴らしい会社だと思う。」
「かっこよすぎる!鳥取県民として誇りに思います。」
「伝説の最終兵器が稼働した感、宇宙戦艦ヤマトとかバトルシップみたい。」
全国的な流れとなるか
現在、政府はマスクの供給を多くすると話してはいるものの、コンビニやドラッグストアでは相変わらず品切れの状態で、在庫が復活する見込みはたっていない。
今回のように、政府主導ではなく、民間企業が主導して臨時にマスクを生産する流れが起きれば、全国のマスク不足が解消されるかもしれない。
現在、Amazonでもマスクの価格が下がってきている↓