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【驚愕】君の名は200億でハウルの興行収入を超えたので比べてみた

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(12月5日更新)

以前の記事▼

hikiyosesmith.hatenablog.com

これに追記再アップです。

 

君の名は。が公開されてすでに2ヶ月が経っていますが、ついに興行収入が199億円を超え、ハウルの動く城の196億円の記録を抜きました。

 

僕も2回見にいってしまったし、未だにリピーターも相当多いのでしょう。

 

そして、9週連続で映画興行収入ランキング1位になりました。

その後、デスノートに抜かれ2位になるも、再び次の週から1位に返り咲きます。

 

続々と洋画、邦画の新作が公開される中、真夏の8月26日に公開された「君の名は。」がここまで1位をキープし続けるのは異例中の異例です。

 

累計12週で1位を獲得しました。

現在は2位となっているものの、それでも高順位をキープ。

今回のハウル超えのニュースや、米アカデミー賞の前哨戦と言われるLA映画批評家協会賞のアニメ部門を受賞したりと、世界にその名を轟かせています。

 

 

そして、ジブリと邦画の過去の作品の興行収入の1位である「千と千尋の神隠し」のみとなり、邦画No.1もありえるようになってきました。

そこでこの記事では、過去の日本の映画の興行収入と照らし合わせて、どれくらいすごいのか検証してみます。

まずは過去のジブリ作品の興行収入と比べてみた 

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ジブリの歴代興行収入ランキング

 

1  位 千と千尋の神隠し (2001) 304億円

2  位 ハウルの動く城 (2004) 196億円

3  位 もののけ姫 (1997) 193億円

4  位 崖の上のポニョ(2008) 155億円

5  位 風立ちぬ (2013) 120.2億円

6  位 借りぐらしのアリエッティ(2010) 92.5億円

7  位 ゲド戦記 (2006) 76.5億円

8  位 猫の恩返し (2002) 64.6億円

9  位 紅の豚 (1992) 54億円

10位 平成狸合戦ぽんぽこ (1997) 44.7億円

 

比較してみると君の名は。の興行収入が現在199億円なので、ジブリランキング2位のハウルの動く城を超え1位「千と千尋の神隠し」を残すのみとなっています。

 

未だに興行収入は伸び続け、映画ランキングでも12月3、4日の週末興行収入ランキングで2位と大健闘。(ちなみに1位はファンタスティッックビースト)

 

もしかしたら、このままロング上映が続き、千と千尋の神隠しの前人未到の興行収入304億円を超える可能性も出てきました。

  

そうなると、1年弱かけて興行収入歴代1位を達成した「千と千尋の神隠し」と同じように君の名は。も1年近くのロングラン上映で、邦画No.1の座へ登りつめるかもしれません。

 

また、余談ですが、「となりのトトロ」や、「天空の城ラピュタ」などのジブリの人気作品はランキングに入っていません。

これは、昔のジブリ作品はまだ国民的アニメと呼ぶほどの人気はなく、興行収入的にはそこまで大きくならなかったからです。

 

ジブリは「もののけ姫」から爆発的な興行収入を記録し、一気に国民的アニメになりました。

 

今回の君の名は。も、かつての「もののけ姫現象」と似ているところがあり、この映画で新海誠監督のアニメ作品は国民的アニメになることは確実になりました。

 

細田守監督の作品の興行収入と比べてみた

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忘れてはいけないのが、「バケモノの子」などの細田守監督。宮崎駿の後継者の一人とも言われており、その歴代細田作品の興行収入を見てみると

 

細田守作品の興行収入ランキング

 

1  位 バケモノの子 (2015) 58.5億円

2  位 おおかみこどもの雨と雪 (2012) 42.2億円

3  位 サマーウォーズ (2009) 16.5億円

4  位 時をかける少女 (2006) 2.6億円

 

主要な細田作品の興行収入をランキングにしてみました。

 

細田作品の1位バケモノの子の58.5億円はゆうに超していることになります。細田作品の歴代興行収入を軽々と新海誠監督は超えてはるかかなたに行ってしまっています。

 

細田監督は現在新しい作品を作り始めていて、その公開は2018年と言われています。

 

次の細田作品がどのような興行収入になるのか、「君の名は。」を超えてくるのか楽しみです。

 

過去の新海作品の興行収入と比べてみた

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過去の新海作品と興行収入を比べてみると、また面白いことがわかりました。

 

新海作品の興行収入ランキング

 

1 位 君の名は。(2016) 199億円 ※現在更新中

2 位 言の葉の庭(2013) 1.5億円

3 位 秒速5センチメートル (2007) 1億円

4 位 星を追う子ども (2011)  0.2億円

例外   雲のむこう、約束の場所 (2004) 不明

 

このような結果になっていました。前作の「言の葉の庭」が推定1.5億円と、今回の君の名は。とはケタが全く違うのがわかります。前作比6000%!約60倍の興行収入の伸び率になっています。

 

また、現時点での数値なので、これからも伸びていくでしょう。

もはや過去の新海作品と比べられる金額ではないことがわかります。

 

細田守監督は徐々に興行収入を伸ばしていっているのに対し、新海監督は、今回の君の名は。で爆発的に興行収入を伸ばしました。

 

いかに君の名は。が監督自身の過去作品と比べてもすごいかがわかります。

 

監督はインタビューで以下のように答えています。

Q.

「興行収入50億円を超える自信はあった?」

新海

「ないですよ」  

Q.

「興行収入100億円を超えるのは正直怖い?」

新海

「怖いですね。興行収入って必ずしも自分の実力とは比例しないじゃないですか。100億円分の実力が自分につくわけじゃないですよね。ちょっとアンバランスになっていきますよね、評価と実力が。そこの怖さがあります。」

*1

 

このように、監督自身も自分の実力以上の評価を受けてしまっていると怖さを感じているそうです。

新海監督はまだ43歳、これからも沢山の作品を作られていくでしょうが、今回の「君の名は。」で一気にハードルがあがり、次回作へのプレッシャーは相当なものになることが予想されます。

 

監督には、自分の作りたいものを作ることを最優先させて欲しいなと思います。

 

アニメを超えて、実写とも比べてみた

最後に、今回の「君の名は。」の興行収入があまりにもすごいので、日本の実写映画を含めた、日本映画の歴代興行収入のランキングとも比べてみました。日本で制作された映画「全体」のランキングです。

 

日本映画の歴代興行収入ランキング 

順位作品配給会社公開年度配給収入興行収入
1 千と千尋の神隠し 東宝 2001年   304億円
2 ハウルの動く城 東宝 2004年   196億円
3 もののけ姫 東宝 1997年 113億円 193億円
4 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 東宝 2003年   173.5億円
5 崖の上のポニョ 東宝 2008年   155億円
6 風立ちぬ 東宝 2013年   120.2億円
7 南極物語 東宝 1983年 59億円 110億円
8 踊る大捜査線 THE MOVIE 東宝 1998年 50億円 101億円
9 子猫物語 東宝 1986年 54億円 98億円
10 借りぐらしのアリエッティ 東宝 2010年   92.5億円

*2

※スマホの方は右にスクロールしながらお読み下さい

 

こう見てみると、実写も含めた日本映画の興行収入でも、千と千尋に続き堂々の第2位となっています。

こう見ると世界的にも評価を受けている日本アニメがいかに凄いかわかります。

  

日本公開の全ての映画の興行収入

さらに、邦画のみならず、日本で公開された洋画邦画を含めた歴代興行収入がこちら↓

1 304.0 千と千尋の神隠し 2001
2 272.0 タイタニック 1997
3 259.2 アナと雪の女王 2014
4 203.0 ハリー・ポッターと賢者の石 2001
5 196.0 ハウルの動く城 2004
6 192.1 もののけ姫 1997
7 173.5 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 2003
8 173.0 ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002
9 163.5 E.T. 1982
10 156.0 アバター 2009

*3

やはり、洋画が入ってくると一気にランキングの雰囲気が変わるのがわかります。

 

ハウルの動く城を抜いたので現在邦画洋画合わせ日本で公開された映画ランキングで第5位となっています。

このままいくと、「ハリーポッターと賢者の石」超えは確実でしょうから、259億円の「アナと雪の女王」を超えられるかが鍵となってきます。

 

今後「君の名は。」が、ロングラン上映になるかどうか?それが歴代興行収入No.1となる鍵となるでしょう。

 

まとめ 

まさか真夏に公開された時は、ここまでの社会現象になるとは思いもしなかったでしょう。

私も9月の初めに見に行ったのですが、立て続きに2回見に行ってしまいました。

 

この映画は本当にピュアで美しいんですよね。今の日本や世界の人々に、こういったピュアさが届いているのかもしれません。

 

また、RADWIMPSのサントラも素晴らしいです。

全ての要素が完璧に絡み合って、この傑作、君の名はが生まれたのでしょう。

 

ちなみに私は、あと1回(3回目)は確実に見にいく予定です。

皆さんももう1回映画館に足を運んで、君の名はの興行収入の記録を応援してみてはいかが?

 

 

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