「日本は自立を」橋下徹がトランプ大統領について言及
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【11月14日更新】
トランプ大統領が誕生してから約5日、橋下徹氏のツイッターでは更新が無く、無言を貫いていましたが、今夜11月14日、突如として橋下氏がトランプ大統領誕生について数回のリツイートに分けて言及し始めました。
この記事では橋下徹氏のツイートや過去の言及とともに、彼がトランプ大統領をどのように捉えているかを書いていきます。
- 橋下氏はトランプ氏に対し肯定的
- 「日本は自立を」
- トランプの「核兵器保有発言」を肯定
- 橋下流核兵器廃絶へのプロセス
- 橋下氏が描くトランプ大統領の世界
- トランプ氏のビジネスマンとしての手腕を支持
- 今後の橋下氏の発言が観れるメディア
- 橋下徹×トランプの関連商品
橋下氏はトランプ氏に対し肯定的
橋下さんはかねてからトランプ大統領に対してはどちらかというと肯定的でした。橋下羽鳥の番組でも度々トランプ氏のことが取り上げられ、クリントン候補と比べ
「クリントン候補はポリティカルコレクトネス(政治的な綺麗事)ばかりで、本当は何を考えているのかわかりづらい。その点トランプ候補は表現の仕方は悪いかもしれないが、今まで政治家が言えなかった本音を話しているように感じられ、一定数の有権者がそれを支持している。」
そういった趣旨のことを言っていました。
橋下氏は、基本的にトランプの本音を言うスタイルに肯定的で、多くの政治家が今まで言えなかった問題の本質をズバズバと言っている。それが支持される理由だろう。と話しています。
「日本は自立を」
トランプ大統領誕生。いよいよ日本が本気で自立を考える時だ。トランプ氏は、日本に自立を促す。過保護の親より子供に自立を促す親の方が子供にとってはいい。日本の政治家も官僚も大慌て。政治行政が汗を流して働かなければならない環境はいいことだ。気合を入れていこう。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年11月13日
橋下さんはツイッターでこのようにツイートしていて、トランプ誕生により日本が自立するという考えを述べています。
これもかねてから橋下羽鳥の番組で「トランプが大統領になったら、日本はアメリカにおんぶにだっこだった安全保障を、今一度考え直す必要が出てくる」と言っていました。
これは、トランプ氏が選挙戦の中「日本が負担をしないならアメリカ軍は撤退する」ということを言っていたことに基づいています。
今までは当たり前のようにアメリカに守ってもらっていた日本ですが、ここに来てトランプ氏は「なぜ私たちがお金をかけてまで日本を無償で守らなければいけないのだ?!日本も負担しろ」という多くのアメリカ国民が抱えている本音を述べたのです。
また、これは日本の政治家が見て見ぬ振りをしてきたことでもあります。もはやアメリカからの安全保障の支援は戦後から75年以上続く「当たり前」のことで日本は本気で「自分で自分の国を守れるか?」ということを考えてこなかったからです。
今回、トランプ氏が大統領になることにより、アメリカ軍が日本を守ってくれない可能性が出てくる。いつまでも親(アメリカ)におんぶにだっこじゃいられなくなった。だから日本は今回を機にもっと自立をしよう。ということを橋下さんは述べています。
▲クリントン氏を破り勝利が確実なものとなり、勝利宣言を行うトランプ候補
トランプの「核兵器保有発言」を肯定
過度な政治的きれいごと、ポリティカルコレクトネスが、論理矛盾を引き起こし、有権者との信頼関係を崩していく。安全保障上、核兵器が必要なら、広島で核廃絶のかっこつけ演説などしてはならない。トランプ氏は核兵器の必要性を真正面から宣言。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年11月13日
トランプ氏は、核兵器の必要性を真正面から宣言しました。これは、オバマ大統領とはまったく正反対の立場です。
オバマ大統領は大統領就任直後の2009年、「核兵器が無い世界を」という宣言をし「国際外交および人々の間の協力を強化」する努力が認められ、ノーベル平和賞を受賞しました。しかし、8年も経った現在、核兵器を保有している国はいっこうに減っていません。まさに政治とは言うは易し行うは難しで、オバマ大統領の核兵器廃絶の発言や、広島訪問は政治の実行の難しさを物語っています。
橋下氏は、このオバマ大統領の政治を「ただのポリティカルコレクトネス(政治的な綺麗事)を言っているだけで実行が全くできていない。」と8年間経っても核兵器減らせなかったオバマ氏を批判。そして、トランプ氏の核兵器保有肯定宣言について、「多くの政治家が語って来なかった本音を話している」として、一定の理解を示しています。
▲ノーベル平和賞受賞後に写真撮影に応じるオバマ氏(2009年)
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橋下流核兵器廃絶へのプロセス
核保有国に核を放棄させるには、単なる話し合いで実現するわけがない。非保有国が核を保有し、同時放棄を迫る。交渉術の基本。北朝鮮は核禁止条約に賛成。日本は反対。日本は何がしたい?トランプ氏は北朝鮮は頭がおかしいか天才かだと指摘。本質を突いている。きれいごと政治家では言えない。— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年11月13日
橋下氏流の核兵器廃絶へのプロセスは、まず非保有国が核を保有し、核保有国に対して同時に放棄を迫る。というもの。
いくら非保有国が核保有国に核兵器廃絶を呼びかけても一向に話が進まなかったように、核保有国は核保有国同士の話しか聞かない性質があるからです。これは交渉の基本で、「基本的に非核保有国の話す言葉はただの外野のうるさい声になってしまうから、まずは同じ土俵=身内になれ。」ということと同じです。
また、あまり大きなニュースになりませんでしが、日本は月日に核禁止条約になんと反対しています。つまり「唯一の被爆国として核兵器廃絶を」と長年訴えてきた日本がここに来てなぜか核兵器への廃絶に反対を示したのです。
この出来事については俳優の渡辺謙がツイッターで警鐘を鳴らし、ネット上では大きく話題になりました。
核兵器禁止条約に日本が「反対」という信じられないニュースが流れました。いったいどうやってこの地球から無用な兵器を無くしていくつもりなのか?核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか。原爆だけでなく原発でも核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか、何を発信したいのか。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2016年10月28日
日本は戦後からアメリカを始めとした大国と呼ばれる常任理事国(アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア)の顔色伺いを常にしてきました。そのあまりの八方美人ぶりに、今回あろうことか核兵器禁止条約に日本は「反対」というおかしな判断を下したのです。
橋下氏はトランプ氏の話に絡めて日本の政治の軸がブレブレなことについても厳しく指摘しています。
橋下氏が描くトランプ大統領の世界
橋下氏は、トランプ大統領が誕生することになり、世界の仕組みが変化すると述べています。
アメリカ、ロシア、中国の協調による世界コントロールの時代に突入する可能性大。これは朝日新聞、毎日新聞的な世界平和だが、日本にとっては苦しい状況。世界平和が単純に日本にとってプラスになるわけではない。世界平和の中身を考えなければならない。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年11月13日
今回、トランプ大統領が誕生することになり、アメリカとはどちらかと言えば仲が悪いとされてきたロシアのプーチン大統領が「米露関係の改善を期待する」と祝辞を送りました。
その状況を踏まえて橋下氏は、今後の世界は3大国(アメリカ、ロシア、中国)が協調し、世界を大きくコントロールする『世界コントロールの時代』に突入する可能性を示唆しています。
一見未だに残る東西冷戦の緊張が解け、世界平和が実現するとする大手新聞社の見方がある一方、橋下氏は「世界平和が実現することが必ずしも日本にとってプラスになるわけではない、世界平和の中身が大事だ」と警鐘を鳴らしています。
もしアメリカとロシア、中国が今以上に密接な関係になると、日本は貿易面で不利になる可能性があるからです。
トランプ氏のビジネスマンとしての手腕を支持
▲ニューヨーク5番街にあるトランプ氏の自宅「ペントハウス」
橋下氏は、トランプ氏のビジネスマンとしての手腕を支持しています。トランプ氏は過去に会社を4度破産させているにも関わらず、現在の資産は5000億円と言われていてトランプホテル、トランプタワーという彼の富豪を象徴するようなビルが数多くあります。
実際、いくら破産を経験しているとはいえ、その後復活し、資産5000億円にまでの金持ちになるには、相当なビジネスセンスがなければ不可能です。
職業政治家は政治に失敗しても自分の生活がおびやかされることはないですが、トランプ氏のように生きるか死ぬかの世界で戦ってきたビジネスマンが政治家になることを橋下氏は強力に支持しています。
シリア・IS問題では、オバマ大統領が優先順位を付けることができなかったことが最大の失敗。二兎を追う者一兎も得ず。トランプ氏はとりあえずはアサド政権を容認し、その代わりロシアと組んでIS壊滅。きれいごとだけを言う政治家にはできない判断。ビジネスマンだ。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年11月13日
オバマ氏がシリア・IS問題で、全ての問題をいっぺんに片付けようとして逆に全く話が進まなかったことに触れ、トランプ氏は多くの反対をされる可能性がある中、アサド政権を容認し、その代わりに仲が悪いロシアと組んでISを壊滅する。
そういった綺麗事では絶対に片付かない問題を、現実的に解決していきそうなトランプ氏のビジネス手腕について評価をしています。
今後の橋下氏の発言が観れるメディア
今後の橋下氏のトランプ氏の発言が観れるメディアは、主にツイッター、テレビ番組「橋下羽鳥の番組」の2つです。
ツイッターはほぼ毎日のように更新され、多くの有識者や政治家が気づかない盲点をよく指摘しています。
橋下羽鳥の番組では、橋下氏の生の声が聞け、ゲストと討論する中で彼の意見を垣間見ることができます。
まずは今夜11月14日23時15分〜放送の「橋下羽鳥の番組」でトランプ大統領についての言及があるか、要チェックです。
橋下徹×トランプの関連商品
橋下徹「まっとう勝負」
・行列のできる法律相談所時代の橋下徹氏のエッセイ集
・なれあいや思考で塗り固められた「常識バカの壁」を一刀両断
・橋下徹の思考に迫れる一冊
10年前に発行された本ですが、橋下徹氏の明快な頭脳と、ブレない姿勢を感じることができる一冊です。
この本には時代の古さを感じさせない気迫があります。
体制維新ー大阪都
・未だに議論が続いている大阪都構想の全貌を知ることができる
・アマゾンで「わかりやすい」との声多数
・橋下徹氏関連で人気がある書籍
・実際の橋下氏の対談内容も収録
大阪都構想や、橋下氏がどのように考え、政治を行ってきたのかをわかりやすく知ることができる一冊。
最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術-橋下徹著-
・橋下徹氏本人の書き下ろしによる交渉術の本
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・数々の修羅場を経験した彼の交渉・解決法がつまった一冊
10年以上前の本ですが、アマゾンで一番レビューがついている本です。絶対に論戦で負けることのない政治家橋下徹の原点を垣間見ることができます。題名はかなりチャラいですが、内容はとても真面目なものになっています。
トランプ自伝-ドナルド・トランプ著-
・ドナルド・トランプ本人による書き下ろし自伝
・Amazonビジネス人物伝でベストセラー1位
・Amazonレビューで平均星4.3
・「トランプの半生を知りながらビジネスまで学べる」との声多数
トランプ氏本人による自伝です。彼が億万長者になるまでのストーリー、父親の資産を受け継いだと思われがちだが、本人の努力、諦めない心、度胸の高さ、これらが彼を億万長者、そして次期大統領にまでさせたのだなと感じることができます。
ドナルド・トランプマスク
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最近爆発的に売れているというトランプマスク。このマスクをしてあの有名なポーズをすれば、本人になりきることができます。
*5▲トランプ氏の有名な演説ポーズ。親指と人差し指で輪っかをつくり演説をします。
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