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ドラマ「のだめカンタービレ」音楽家から見た魅力を紹介

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(この記事はほぼ完成していますが、若干現在編集中です、今後レイアウトや画像を少しずつ投入していく予定です。それでも良ければお読みください)

 

現役音楽大学生のすみす♪です。

僕は現在、音楽系の大学で主にピアノを学んでいます。

 

ピアノ以外にも色々な授業があって、作曲や指揮、バイオリン、吹奏楽、日本の古典楽器など音楽漬けの日々を送っています。

 

そんな中、こないだ指揮の授業があったんですよ!

それでベートーベンの交響曲第五番「運命」っていうのをやったんです。

 

「ジャジャジャジャーン♪」

 

ってあの有名なオーケストラの曲です。

そしたら、僕はそれまでピアノ曲にしか興味がなかったのにオーケストラの曲、特にベートーベンの曲にすごい興味が湧いて、そのまま授業が終わったらTSUTAYAへ。

そしてベートーベンのCDを借りて聴き始めました。

 

そしたら

 

いい!!!

 

もともとクラシックは好きだけど、ベートーベンの交響曲を聴き始めたら自分の中のクラシック熱が再発!

そしてしばらくベートーベンの曲を聴いていた時にふと思いました。

 

「そういえば、このベートーベンの交響曲ってのだめカンタービレでやってたな。そういえばもうかれこれ10年近く見てないぞ。やばい、見たい」

 

ということでまた思い立ったその足でTSUTAYAに行き、ドラマ版6本、スペシャルドラマ版2本、映画版2本の合計11本をまとめ借りw

それで一気見をしました。

そしたら

 

更にいい!!

もう爆笑だわ感動して大の大人の男が涙するわで魅力が半端ない!

ということで前置きが長くなりましたが、のだめカンタービレ(主にドラマ版)の魅力をこの記事にまとめました。

 

そしてただまとめるだけじゃつまらんので

 

スタンダードな魅力

マニアックな魅力

音楽家から見た魅力

 

の3つの魅力にまとめてみました。

目次を作ったので好きなところからどうぞ!♪

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のだめのスタンダードな魅力

のだめ

まずのだめカンタービレのスタンダードな魅力についてお話します。

まずやっぱり一番の魅力と言ったらのだめ演じる上野樹里でしょう。

この子なくしてのだめはありえません。

 

そして、この上野樹里演じるのだめが神なのです。

もはや上野樹里ではなく完全にのだめ、

ちなみにのだめとは「野田恵」の「のだめぐみ」から「のだめ」をとったものです。

 

最初当時中学生の時にこのドラマを見始めた時は

 

「のだめ?変な名前だな」

 

と思ったものですが、もはや今はのだめの名前は愛着すら湧きます。

 

 

この主人公のだめが変態なのが超面白いのです。

部屋は汚いし、いつも挙動不審だし、変な敬語を話すし、基本のだめが画面にいるときは何かしら変なことをしています。w

 

そして上野樹里が演じているのですが、本当にのだめにしか見えないのです。

演じているというよりはのだめそのもの。

完全にのだめが憑依していますw

 

常に全力でその全力さが見ていて気持ちいいんですよね。

 

千秋真一

そしてもう一人の主人公、千秋真一もいいキャラをしていて、すっごい俺様キャラなんだけど飛行機が苦手で海外に行きたいのにいけなかったり、のだめや他の変態キャラたちに対してなんだかんだ面倒見が良くて、この完璧そうですごい人間臭いキャラが面白いんですよ。

 

あと、千秋真一を演じているのは玉木宏なんですが、彼もなかなかいい演技なのです。イケメンだしスタイルいいし、ルックスは抜群。そしてかなり低いハスキーボイスが千秋の魅力をよく出してます。

 

あとは玉木宏は全く音楽をやったことがないのですが、ピアノ、バイオリン、指揮と3つの音楽を見事に演奏してる風に演じられています。

まぁ、後で音楽家からの魅力というところに「実際音楽家から見て玉木宏の音楽の演技はどうなの?!」ってところは書こうと思うのですが、音楽の素人でもすごい頑張って演じています。

 

その他個性派キャラたちが変態

で、この主人公の2人以外にも超豪華な俳優たちがいろんなキャラを演じているのですが、必ずみんなどこかしらに変態性を持ってます

 

アフロで変な髭を生やしているホモの真澄ちゃんとか、

ロックが好きなバイオリニスト峰竜太とか、

女好きなチェリストとか、

特に爆発力があるのは竹中直人演じている世界的指揮者のシュトレーゼマンw

 

このシュトレーゼマン、そもそも鼻があきらかなつけ鼻で完全に髪はカツラだし、女好きだし、言葉変だし、もうツッコミどころしかないキャラなんですよ。

もう明らかに日常的にいる人物からは逸脱しすぎていて、笑っちゃうんですよw

 

ここまで振り切られると逆に面白くなっちゃいますw

「ありえなさすぎw」って感じで。

 

という感じで、脇役たちも一度出てくるとその変態性に一発で顔とキャラを覚えてしまいます。

そんな個性派キャラが何十人も出てくるのに一人もかぶっていない。

それものだめカンタービレの魅力です。

 

ギャグwwww

のだめを語る上で絶対に外せないのがギャグでしょうw

1分に1回は必ず何かしらのギャグを挟んできます。

 

のだめが人形になって背負い投げされたり▼

 

手にドラゴンボールのかめはめ波みたいなエネルギーを溜めて戦ったり▼

 

千秋には羽根も生えちゃいますw▼

 

つねにギャグ、ギャグ、ギャグなのです。

登場人物たちの感情表現もオーバーすぎw常に飛び跳ねたり回転したり変な仕草をしていますw

 

ここまで思いっきり気持ち良くギャグをされるとありえない設定とかもすんなり受け入れてしまう不思議w

何事も中途半端が一番良くないのだとこのドラマのギャグ祭りを見て思いました。

 

真面目なクラシック音楽の量が半端ない

そんなアホで変態すぎる登場人物たちの描写とは対照的に、超真面目なクラシック音楽が流れます。

このギャップがまたたまらないんですよ。

 

これが真面目なドラマに真面目なクラシックだと全然面白くない。

アホすぎるドラマに超真面目なクラシック音楽を持ってくるからそこに超絶な化学反応が起きるのだと思います。

 

あとの「音楽家からの魅力」でも語りますが、その選曲もすごいいいのです。

例えばこのベートーベンのピアノソナタ「悲愴」より第2楽章とか▼

 

のだめカンタービレのテーマ曲にもなっているベートーベン交響曲第七番第一楽章とか▼

 

チャイコフスキーのバイオリン協奏曲とか▼

 

ドラマの中でクラシックの名曲たちが沢山出てきます。

ギャグ満載のアホなドラマを見ている時に真面目なクラシックがすっと流れてくるのですごいクラシックの良さが逆に引き立つというか、心にすっと入ってきます。

 

こののだめが放送されてからクラシック音楽のCDが爆発的に売れるようになったそうです。それくらいこののだめカンタービレはクラシックの敷居を下げに下げたのです。

それくらいドラマの描写がアホで笑えるってことですw

 

 

のだめと千秋の恋愛がいい!

あとはスタンダードな魅力といえば、のだめと千秋の恋愛でしょう。

この変態と完璧主義者の超凸凹なコンビの恋愛が、なんともいい味が出てるのです。

 

千秋は最初はのだめに拒否反応を示していたのですが、のだめのピアノの魅力に惚れてしまうのです。

なので心底嫌いというよりは「しょうがないなぁ」という感じで接していくんですよね。

 

それでのだめがボケ、千秋がツッコミで基本物語が進んでいくのですが、時々この構図が逆転します。

たまにのだめが九州の方言丸出しで悩んでる千秋に対してツッコミます。

 

決めセリフは

 

「ケツの穴の小さか男たいね!!!」

 

と悩んでる千秋に対して強烈なツッコミを入れます。

普段完璧な千秋が弱くなってる姿が超面白いのです。

 

と話が少しそれましたが、そんな感じの凸凹コンビがなんだかんだ言いながらお互いに惹かれあっていくんですよ。

ドラマ版では抱き合うところまで、そしてスペシャルドラマ版ではキスまでしちゃいます。

 

スペシャルドラマでは千秋がついに「俺はのだめが好きだ」と認めて、彼女のいる変態の森へと足を踏み入れるところで終わります。

 

 

あと、いつもは変態ののだめですが、どこか愛らしくてすごい可愛んですよ。

洋服もかなりオシャレでかわいいのです。喜怒哀楽も激しくて、素直なのでどこか憎めない。

そんなキャラなのもこのドラマの恋愛要素を盛り上げてます。

 

いつもはお互いボケとツッコミで、たまーに見せる真面目なハグだったりキスだったりの恋愛描写がすごい心にグッとくるんですよ。

これが普通の恋愛ドラマだったら「うわーなんかベタすぎて冷めるわ〜〜」みたいになるところが、基本いつもふざけてるのでたまに真面目になるとすごいグッときちゃうんですよ。大の大人の男の僕でもw

 

あと、のだめと千秋以外にもバイオリニスト同士の恋愛もあったり他の脇役キャラたちも恋をするのも魅力です。

クラシック音楽ってすごい硬くて敷居が高いイメージなんですけど、そこに恋愛要素が絡むことによって、すごいすっとクラシック音楽に馴染めるようになってます。

 

恋愛をすることによって音楽が良くなったりする描写もあるんですよね。

【照れてるきよらピンク色のモーツアルトの写真】

 

マニアックな魅力

ここからはスタンダードな魅力はだいぶ話したので、のだめカンタービレのちょっとマニアックな魅力についてお話します。

 

いつも光が明るい

これは今回約10年ぶりに見返して気づいたのですが、のだめカンタービレは他のドラマよりも光が明るのです。

 

例えばこの場面、第一話でのだめがピアノを弾いているところですが、オレンジの光に包まれるようにのだめがピアノを弾いています。

 

あとはこの音大中での練習風景。

普通こんなに光は入ってこないですけど、すごい外からの光が大量に入ってきています。

 

あとはこの千秋の部屋での朝になる様子。

すごい綺麗な朝日が千秋の部屋に入ってきてます。

 

こういう感じで、他のドラマよりも必要以上に光を取り入れていて、どこか幻想的な雰囲気がいつも出ているのです。

だから大量のギャグ祭りをしても下品になりすぎず、どこかワクワクとした、楽しく美しい雰囲気がいつもあるのです。

 

これは漫画版では光の具合はそこまでわからないので、漫画版の原作を解釈したドラマを作った監督さんと照明さんや編集スタッフのアイデアだと思います。素晴らしい!!

 

悪役が実はいない

のだめカンタービレでは、嫌味ったらしい奴が出てきたり、ライバルが沢山出てきます。でも、最初は悪人っぽい登場人物でも最後にはすごいいい人の面が出てくるんですよ。

 

例えばこのピアノ講師の江藤耕造、彼はハリセンと生徒に恐れられる指導法で有名なスパルタ講師なのですが、彼は最初はそういったスパルタな面しか描写されていないのですが、ドラマ版のラストにかけてのだめのコンクールを指導するようになり、のだめに対して愛情のようなものを注いでいきます。

 

「よう頑張ったな。。」

 

とか言っちゃうわけです。

これで僕の中での江藤耕造が善人になってしまいました。

他にはバイオリンの峰竜太も最初は千秋のことを嫌っているのに、だんだん千秋と親友とも呼べるほどの間柄になって北海道に旅行に行ったりします。

 

こんな感じで出てくる登場人物が極悪人が一人もいないのもこののだめカンタービレの魅力です。

シリアスになりすぎていないのです。

だからシリアスな場面でも、どこかのだめカンタービレの独特の安心感みたいなものをいつも感じれるのです。

 

この安心感がすごい居心地がいい!!

おじいちゃんが水戸黄門を見るのと同じ心理がそこにあります。

 

最後も必ずハッピーエンドで終わるっていうディズニー的な安心感もあるのです。

この作品全体にいつも流れている安心感こそがのだめの裏の魅力の1つなのです。

 

大学や海外がオシャレ

のだめの連続ドラマ版では、基本的に桃ケ丘音楽大学という音大が舞台になります。

これは主に実際にある洗足音楽大学のキャンパスでロケが行われているのですが、この音大が凄まじく綺麗でオシャレなのです。

 

建物は基本綺麗だし、この図書館とか、中庭とか▼

とてもオシャレなので、大学生活の楽しさ、ワクワク感がすごい出てます。それにあのギャグ祭りが加わるのでwここでもオシャレさと逆の正反対の要素によってよりオシャレさが際立つというか、

 

ギャグ以外は基本オシャレ、真面目なのがのだめの魅力の1つなんですよね。

 

あと、のだめカンタービレはクラシック音楽を扱っている以上、どうしてもヨーロッパのことに触れざるを得ません。

スペシャルドラマから映画版にかけては舞台が東京からヨーロッパに移ります。

 

そしてそのヨーロッパの景色が本当に綺麗なのです。

ドラマ版でもしょっぱなからチェコのプラハが出てくるのですが▼

 

このチェコの綺麗な街並みとクラシック音楽の綺麗さに一気に心を奪われました。他にもフランスのパリが出てきたり▼

オーストリアのウィーンが出てきたり▼

 

スペシャルドラマ版からは常に綺麗なヨーロッパの街並みが出てきます。

ヨーロッパ好きな僕としてはこの景色を見てるだけでもヨーロッパに旅行に行っている気分になって最高です。

かつ最初の方に話したのだめと千秋の恋愛が絡んでくるので、ヨーロッパ✖️恋愛でつまらないわけがない!という感じ。

 

さらにヨーロッパとクラシック音楽という最高の組み合わせで物語が進行していくので、常にその美しさに心を委ねながら見ることができます。

 

まとめると、

オシャレな大学で青春✖️ヨーロッパの美しい街並み✖️恋愛✖️クラシック音楽面白くならないわけがない

ということですね。

 

音楽家から見た魅力

最初の方で僕は音楽をやってきたとお話しましたが、具体的に言うと、

 

ピアノ20年

サックス8年

指揮8年

バイオリン:授業で習った

トランペット:授業で習った

作曲:授業で習った

 

と言う感じで、結構音楽漬けな人生を送ってきましたし、今でも送ってます。

ただ、プロほどレベルは高くないし、自分的にはアマチュアの中でもかなり下の方の分類に入ると思います。

 

それでもそれなりに音楽をしてきたので、音楽家から見たのだめカンタービレの魅力についても少し話してみます。

 

劇中で流れる選曲のセンスの良さ

まずは、劇中で大量に流れるクラシック音楽の選曲の良さです。

だいたいクラシック音楽って、

 

「みんな知ってる」

「音楽家が知ってる」

「プロの音楽家が知ってる」

 

こんな感じで認知度が分かれていると思っていて、ベートーベンの「運命」なんかは「みんな知ってる分類」のだめのテーマ曲のベートーベンの交響曲第七番はどっちかというと「音楽家が知ってる」

 

という感じになってます。

そして、のだめカンタービレではこのクラシック音楽の選曲が超ポピュラーな「みんな知ってる曲」から「プロの音楽家くらいしか知らない」ようなマニアックな曲まで結構幅広く網羅してるのです。

 

だから音楽をやっている身としては、少しマニアックな曲が含まれていたりするので、とてもこのドラマに深みを感じるのです。

 

例えばこの曲、シューベルトのピアノソナタなのですが、僕はのだめを見る前の当時中学生の時はこの曲を知らなくて、のだめが弾いているのを聞いてこの曲が好きになりました。

 

あとはこのラフマニノフのピアノ協奏曲とか。

おそらく一般的な方はあまり知らない曲ですけど、音楽家からするとかなり有名な曲です。

 

と思ったらソフトバンクで一躍一般に認知されたこの曲が使われたり、

おそらく日本人はほぼ全員知っているであろうきらきら星の変奏曲(きらきら星のメロディーが形を変えて何度も出てくる曲のこと)が出てきます。

 

と言う感じで、この超有名な曲と、少しマニアックな曲が交互に流れてくるので音楽家から見ても飽きません。何度も言いますがこの選曲にすごい深みを感じるのです。

 

演奏している演技も本格的

あとは、「俳優陣すげー」と思ったのが演奏している時の演技。普通音楽家が見ると「明らかに弾いてねえべ!」と超ツッコミたくなる下手くそな演奏の演技なのですが、のだめの俳優陣は相当訓練を受けているらしく、(プロの人の手を何度も見たりするのだとか)

 

すごい本物のプロの音楽家っぽいのです。

特にすごいのがのだめとバイオリニストのみききよら

 

このみききよらの動画は海外で「これはどこの演奏者だ?!」とプロと間違われるほどの演奏の演技。僕から見ても演奏絵の情熱を感じて感動してしまうほど本当に弾いているようです。ほんとにここまで演技するのにどれだけの努力をしたんだ?!ってくらい本物のバイオリニストです。

 

あとは指揮者の千秋真一。

これは、正直指揮を大学で習っている身からすると違和感は結構ある。

仕切って振るのが一番大切なのではなくて、いかに「脱力して、瞬発的に力を入れるか?」っていうのが大事なのですが、この千秋真一を演じている玉木宏は結構力が入ってる感じがする。

 

ただ!

ドラマ版の初回からだんだん肩の力が抜けてきて、最後の映画版の指揮はかなり本物に近くなってます。

あとは、玉木宏さんの演技が本気なので、たとえ指揮がちょっと変でも感動して涙が出てしまいます。

 

「大事なのは技術じゃねぇ、ここ(ハート)だ。」

 

とどっかの誰かが言っているようなセリフが聞こえてきそうですw

それくらい俳優陣の演奏演技が上手い。

 

もちろん、基本違和感はあります。

例えば「そこのホルンの口って本当に吹いてたらそんな風にならないんだよな。」とか「バイオリンを弾くときの弓ってもっと垂直なんだよな。」とか。

 

細かいところを挙げだしたらきりがないほど違和感はあるのですが、でものだめカンタービレの今まで語ってきた魅力に圧倒されて、音楽家から見てもあまり気になりません。

 

むしろ、彼らが演奏している姿を見て「俺ももっとピアノ上手くなりたい!」なんて本気で思わせてくれます。

基本音楽は素人の俳優陣の演技に、少し音楽をやってきた自分が触発されてます。不思議ですねw

 

あとは、演奏シーンの撮り方もすごいいいんです。

他の音楽を扱ったドラマとかだと、基本手元って映さないのですが、のだめでは結構役者の手元が映ります。

 

これって実際に演奏しているのです。

役者たちは映る部分だけを超練習して、本当に手元を写してるんですよね。

ここの本気度に感動しちゃいます。

 

「うわ、ほんとに弾いてる、すげーーーー!!」って。

 

それくらい音楽をやっている人間をも唸らせる演技がのだめにはあるのです。

 

カンタービレって?

そもそも、「カンタービレ」ってどういう意味か知っていますか?これは音楽用語で「歌うように」という意味です。

 

ピアノの曲なんかを弾いていると、途中で綺麗なメロディーが出てくるところで「cantabile(カンタービレ)」って書いてあったりします。

 

だから「のだめカンタービレ」というのは、訳すと「野田恵、歌うように」

って意味なんですよね。それを知った上で作品を見るとすごい奥深い面白さを感じれます。

 

だって、基本的に、主人公ののだめは「歌うようにピアノを楽しむ」ということを常に目指しているからです。

千秋も「音楽や指揮を歌うように楽しむ」ということを常に目指していて、このタイトルの奥深さが面白いのです。

 

作品を通して楽しく歌うような音楽で溢れているのです。

本当に素晴らしいのです。

 

感動してほんとに泣いたシーン

そんなのだめの最大の魅力と言ったらもちろんクラシック音楽の演奏シーンなのですが、音楽家から見ても感動して泣いてしまったシーンがいくつかあります。

 

まずはこれ▼

ドラマ版のR☆Sオーケストラの初演という設定で演奏されたブラームスの交響曲第一番。この曲はブラームスが20年をかけて作られたという曲で、最初は超重く、暗く始まり、最後は明るく希望を感じる音楽になって終わります。

 

この対比がすごい美しく、俳優陣の演技も本気であまりの熱量に目から水がこぼれました。

 

最後はこれ▼

これは歴代の音楽を扱ったドラマで一番の名シーンではないでしょうか?

のだめカンタービレのテーマ曲ともなっているベートーベン交響曲第七番をR☆Sオーケストラがドラマ版の最後に演奏するのですが、書いてても泣けるw

 

みんな卒業したり、海外に行ってしまう前の最後の演奏会で、前に一度やった原点とも言えるベートーベン交響曲第七番を最後に演奏するのです。

待って!本当に思い出したら涙が出てきた。

 

大学生活の締めにふさわしい曲で、みんな本気で演奏します。

そして主人公千秋も涙を流しながら演奏します。

これは演技じゃなくて、本当に感動して泣いてるように感じました。

 

そして最後にクラシックの演奏会ではありえないことをするのです。

そう、みんなで演奏しながら楽しそうに踊るのです。

いつもは「クラシック音楽ではそんな振り付けなんかご法度だ!」と否定している千秋が、最後みんなが「やろうぜ!」と目配せをして合図をしたら、

 

「うん、やっていいよ」

 

とオッケーを出すんですよね。この仲間との一体感がすごい感動するんです。(あ、また思い出して本当に今目から水が流れてきてます)

 

これは音楽ドラマ史上最高の名場面でしょう。

本当に素晴らしいです。

一度見た方はもう一度、まだ見たことが無い方は是非その目で確かめてください。

 

「本当に音楽、仲間、青春、そして人生ってなんてキラキラして素晴らしいんだ!!!」

 

って気持ちになれます。

 

まとめ

今まで話したことをまとめると

 

ドラマ「のだめカンタービレ」の魅力まとめ

 

スタンダードな魅力

マニアックな魅力

音楽家からみた魅力

 

です!

どうですか?見たくなってきましたか?笑

 

この記事を読んで一人でも多くの人がのだめカンタービレの魅力を再確認したり、初めて「見てみようかな」と思ってくれたら僕は嬉しいです。

 

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

そして2006年秋に始まったのだめ実写化シリーズ。なんと!ちょうど10年ピッタリでした。

 

10年の節目にひょんなことから思い出し、改めてのだめカンタービレを見れて幸せです。

 

ちなみに、この記事では主にドラマ版について扱いましたが、原作の漫画、そしてアニメ化もされていて、どれも超人気です。

あなたが好きなジャンルからのだめワールドに没頭するのもアリです♪

 

以下の順番がのだめのドラマ→スペシャルドラマ→映画と時系列で全て網羅してます。

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